SCR950に乗り始めた時に、カッコいいヘルメットが欲しいなと思って買ったのが、フランス製のHARISSONというブランドのヘルメットです。
コートダジュールの風を受けながらワインディングを楽しむというキャッチコピー。
どうですか、カッコいいでしょ？ 戦闘機のパイロットのヘルメットみたいです。ちょっと”いかつい”感じがしますかね？
でもご安心ください。このヘルメットは普通のジェットヘルにも変身できるのです。
ゴーグルを収納してチンガードを外せます。
使わないチンガードは後頭部に取り付けれます。
ネットでカッコいいヘルメットを探していて、この特徴のあるデザインを見つけて欲しくなりました。神戸のモトーリモーダで購入。他にもお洒落なアイテムが充実していますよ。
ヘルメットのガラスコーティングのサービスもあります。私はバイク用のコーティング液を持っていたので、自分で塗りました。渋い輝きでいい感じです。
このヘルメットの見た目のデザインはすごく気に入っているのですが、2年くらい使って、やはり日本製のヘルメットが素晴しいことがよくわかってきました。
2年使っての感想をまとめておきます。
１．チンガードについて
このヘルメットの最大の特徴はチンガード。使わないときに後頭部に装着できるというデザインになっています。普通のジェットヘルにはない特徴のあるデザインで、とてもカッコいいです。
チンガードの必要性ですが、主に虫対策だと思っています。山の中の高速を走るとき甲虫が顔を直撃すると危ないですよね。時速６０キロでもカナブンが顔に当たるとケガする可能性があります。
ただ、このチンガードは、ゴムベルトの弾性で固定する構造になっていたため、最初はぴったり装着できていたのですが、２年くらいで、ゴムひもが伸びて緩くなってしまいました。パンツのゴムがゆるゆるになるのと同じ原理です。まあ交換したらいいだけの話ですが、伸びるのが早いですね。
機能性：ファッション＝２：８くらいです。
２．日本人の頭の形にあっていない
買ったときに試着したので、わかってはいたことですが、日本人の頭の形状にあっていないと思います。日本人の頭頂部は、薄くて絶壁。西洋人は頭の幅が狭く後頭部が出ています。私も典型的な日本人的頭蓋骨形状のためか、日本製を使っていたときよりフィット感が足りません。これは海外製を使うと仕方のないところ。
経験上、試着したときにピッタリフィットするサイズは、長時間走ると頭が痛くなる可能性があります。ヘルメットは緩いと危険ですが、頭痛のもととなってはストレスのもとです。大きいのは詰め物もできますが、小さいのは買い替えるしかありません。前後に長い形ですから、日本製よりもワンサイズアップのほうが良いと思います。
３．風切音がうるさい
ジェットヘルは多少うるさいとは思うのですが、このヘルメットは特に風切音がうるさく感じます。スピード８０キロ以上では、耳元で空気がビュービューが鳴ってます。「うるせー」って感じ。あまりにもうるさくて笑ってしまうほどです。スポンジの材質の選択が大きいのではないかと思います。日本のヘルメットだと、「風切り音を削減しました！」とか書いてありますが、このヘルメットは全く気にしてない。「それよりお洒落でしょ！」というモノづくりです。
４．目にほこりが入りやすい
私はコンタクトレンズをしているのですが、バイクで走っていると、目とレンズの間にほこりや花粉が入ることがあります。痛いです。涙を流しても、ゴミがなかなか流れない。花粉アレルギーもあるので、目が痒くなることもあります。停車して目薬をさしたりするのですが、高速では我慢しないといけません。このあたりはフルフェイスのほうが安心です。出先で困ることがよくあります。
バイクで高速道路はあまり走りたくないのですが、下道は信号待ちも多く、時間ばかりかかるので、やはり高速の利用は避けられません。ハリソンのヘルメットはうるさいし、目にも良くないので、高速道路で使うのはちょっと無理があるなあ、と思っています。
（追記）チンガードの改良について記事を追加しました。
cobalt722k.hatenablog.com
