SCR950用に買ったお洒落なヘルメットのHARISSONは、風切り音がうるさいため、やはり高速の乗るときはフルフェイスのヘルメットを被ろうと思いました。
フルフェイスのヘルメットは、いちおう持っているのですが、購入してから10年経っているいるので、さすがに買い換えないといかんだろう、と思い新しいヘルメットを購入しました。
買ったのはSHOEIのシステムタイプのヘルメット「NEOTECⅡ」です。チンガードがオープンにできるタイプです。前から持っていたものが使いやすかったので、同じタイプにしました。旧モデルから改良されて進化していました。
右の白いメットが旧モデルです。2008年の7月に買いましたから、もう11年前のものになります。以前乗っていたCB400SBを乗り始めた時に一緒に購入したものです。ここ2年ほどはあまり使っていませんでした。
左が今回買ったものです。白は飽きたので、SCR950の色に近いグレーメタリックにしました。もっと派手なグラフィックモデルも検討しましたが、気に入った柄が無くて、結局傷や汚れが目立たない無難な色にしちゃいました。
メーカーは、3年から5年くらいでのヘルメットの買い換えを推奨しています。毎日使用するなら、それくらいで交換だと思いますが、私のバイクの使用頻度は、年に20回~30回くらい。月に2日~3日くらいしかバイクに乗りません。ヘルメットの保管も室内で、それほど痛まないので、結局10年も使ってしまいました。
外観はまだ綺麗です。開閉部などのプラスチックのメカ部分は、10年たっても、壊れたところはありません。内装の交換できるインナーは、6年くらいでボロくなってきましたので一度交換しました。シールドは傷がついて2度ほど交換しました。
一番大切なのは、頭部を守る発泡材の緩衝部分です。発泡材は経年変化で固くなっているか、比較する新品もあるので、内装を外して確認してみました。
内装を外した写真です。旧品の発砲材に割れ目やヒビなどはありませんでした。指で押してもそれほど硬化している感じはしません。さすがは一流ブランドのSHOEIです。ただ緩衝材の表面の黒いコーティングが、ところどころ剥がれています。
白くなっているところが、黒いコーティングが剥がれているところです。
拡大すると、こんな感じで剥がれています。頭にかぶるときによく押す部分。
ラベルはもうボロボロ。汗をかきますからね。もう読めないようになっていました。
SHOEIはヘルメットの一流メーカーですので、品質はやはり良いですね。それほど高頻度で使わなければ、10年はもちそうです。でも、外観上あまり痛んでいなくても、やはり安全のためには最低6年くらいで交換したほうがよいでしょうね。内装がボロくなったら、交換する目安でいいかもしれません。
「NEOTEC」から「NEOTECⅡ」になって進化している部分を見てみます。
空気の流れについて改善が行われているようです。後頭部の形がかわっています。この形状のほうが風が流れやすいのでしょうか。頭頂部からの風の入り方も変わっています。
チンガードは旧品のほうが閉めた時のロック感がよいです。新しいのはロックのかかりがいまいち。使っているうちによくなるのかもしれません。
下側の顎下を覆う部分が増えて、 風切り音も改善しているとのことですが、あまり効果は感じません。
顎紐のロックがワンタッチになってます。
私は傷をすぐにつけてしまうので、今度のヘルメットは取り扱いに注意したいと思います。