こばるとライダー日記

Soliloquy of a man riding a motorcycle and a convertible

SCR950用ワイズギアウインドスクリーン

SCR950にウインドスクリーンをつけました。

 

ワイズギアからでている純正オプションです。以下レビューです。

 

1.風防効果
かなりの効果があります。SCR950は高速走行が楽なバイクではありません。体がおきた乗車姿勢、フラットなシート、ニーグリップができない、ハンドル広め、という理由から、バイクに慣れないうちは特にリラックスして高速が走れませんので、体に力が入ってしまいます。高速で長期間走ると疲れます。
シールドがあると、胸元にあたる風がかなり減りますので楽になります。もっと早く買っておけばよかったと思いました。

 

2.見た目
高級感があります。金属部品もアクリル部材も、頑丈でしっかりしていて安物感はありません。透明部はしっかり厚みがあり、ペラペラ感がありません。また正面からみると透明の板が上下に長いですが、運転席側からみると、思ったよりも大きいという感じがなく、圧迫感、存在感がありません。

 

3.使い勝手

走行時の視線の邪魔にならず、上半身の風を防ぐいい大きさになっています。風は肩から上に当たりますので、ヘルメットのないところ、つまり首元だけ風をよく感じます。マウント部へのシールドの取り外しはワンタッチで行えるので便利。

 

4.バイクへの取り付け
マウント部のバイク本体への取り付けは六角レンチで簡単に行えますが、シールドのフック部品の寸法がマウントとあっていないので、そのままではシールドがマウントにつけられません。取り付けるためには、フック部の金属を多少削る必要があります。ヤスリでは無理で、グラインダーが必要です。自宅に道具がない場合は、バイク屋さんに取り付けを頼んだほうがいいでしょう。

 

5.コスパ
シールドは33,000円もするのですが、別にマウント部も必要です。マウントは47,500円と高価です。両方買うと8万円。正直高いと思いますが、モノはしっかりしているのでこんなものなのかな。Webike等で購入できますが、私は少し安いバイク王のネット販売で購入しました。

 

6.その他

フロントカバーに英文の取り扱い注意シールが貼られています。製造からだいぶ経っていますので、シールは固くなって簡単にはがれません。ドライヤーで温めながら、時間をかけて爪で削るときれいにとれました。シールの剥離剤は、シールドを曇らせる可能性がありますので、ドライヤーを使用したほうがよいです。

 

7.私の購入動機

SCR950に乗り始めてから7年たちますが、防風関係の部品は何もつけていませんでした。風を感じたくてバイクに乗ってるのだからシールドは不要、と考えていたからです。だから高速道路の走行では、肩が凝ろうが雨に打たれようが我慢をしていました。

 

でも最近になって、シールドが欲しくなりました。その理由はキャンプを始めたからです。といっても泊まりはまだ一回だけなのですが(笑)

 

いままでのツーリングでは、キャンプを考えたことがありませんでしたが、キャンプ場を利用すれば、宿泊費用が節約できるということに気がつきました。田舎のほうは、ホテルがないところも多いですし、調べてみると予約もいらないキャンプ場もたくさんあります。

 

遠方へのキャンプ旅を検討していると、バイクの長距離移動はできるだけ疲れないようにしたい、と考えるようになりました。キャンプで寝泊まりするのは、ホテルや旅館ほど疲れがとれないからです。

 

それでシールドをつけたくなったのですが、簡単に取り外しできる純正オプションが欲しくなった次第です。近場を乗るときは外して、高速を長時間乗るときにつける、という使い方がとても魅力的に思えました。また純正だったら、風の流れや強度は問題ないだろうし、取り付けで悩まなくてすむだろう、と安心感もありました。

 

でも値段が高いので、だいぶ迷いました。取り付けてみると、予想以上に楽になったので、買ってよかったと思います。SCR950はシールドがないほうがカッコいいとは思いますが、荷物をいっぱい積んだら気になりません。