すでに導入されているライダーの皆さんもいらっしゃるかと思いますが、私もアクセルアシストなる補助具をつけてみました。
別名ではスロットルアシスト、グリップアシスト、スロットルロックなんていろんな名前がついていますが全部同じものです。グリップにつけて、アクセルが戻らないように掌で支えるためのものです。
高速道路を長時間走ると、右手首が結構疲れます。アクセルを握ってずっと同じ角度にしているので、手首に身体的な負担がかかっているからです。この部品は、その負担を軽減することで、疲労を少なくするというものです。
私もよく右手首の疲労や痛みを感じることがあったので、この補助具は気になっていたのですが、一般道での繊細なアクセルワークでは邪魔になるのではないかと思って、つけていませんでした。危険だという話もありましたし。
でもまあ、ものは試しと、アマゾンで数百円で売っているので買ってみました。
送られてきて実際手にとってみると、プラスチック成型の単純な形状です。樹脂の弾性でグリップに固定するようになっているので、グリップヒーターで太くなっている私のバイクでは、広げて取り付けるのに力が必要でした。ネイルしている女性は男性にやってもらったほうがいいですね。
取り付けてから、実際に走ってみると、最初は多少違和感ありましたが、いい角度に調整すると、つけていることがあまり気にならなくなりました。
手首の疲労はかなり軽減されたと思います。私が冬に使っている革のグローブは、掌がつるつるでよく滑るため、アクセルはしっかり握らないといけないのですが、それも手首の負担になっていたのでしょう。このアシストがあると、力を抜いて握れるので、とても楽になりました。
高速道路でなくても、手首がすごく楽になった感じがしました。
でも、いくつか注意点はあると思います。
これは大型車など、アクセルを少ししか回さないバイクでのみ使いやすいものであって、小型・中型のアクセルをぶんぶん回すバイクでは運転の邪魔になるでしょう。安全面で使わないほうがよいと思います。
それと耐久性はそれほどないと思われます。樹脂は必ず劣化します。樹脂の種類はわかりませんが、いずれは割れてしまうでしょう。1年はもたないのではないでしょうか。まあ安いのでストックしておいてもよいかもしれません。