こばるとライダー日記

Soliloquy of a man riding a motorcycle and a convertible

SCR950は中途半端なバイクなのか

9月も中旬ですが、残暑厳しいです。

 


最近のガソリン代は、160円前半です。政府の補助金も、年内はやるそうです。補助金の原資は、我々が払っている税金なので、ガソリン税と消費税の二重課税をなんとかしてほしいですね。

 

 

ガソリンも高いし、ニュースでは物価高の話ばかり流れているので、消費マインドも下がります。私も最近節約モード。休日のツーリングでは、高速を使って遠くへ行って、贅沢なランチを食べたり、なんてことを月に数度やってましたけど、今はあまり遠くへ行かなくなりました。近場のツーリングがメインになってます。ランチもコンビニでおにぎりですませたりとか。

 

短い距離でも、アップダウンとカーブの多いところ、つまり山の中のワインディングロードなんかを走ると、そこそこ満足感を味わえるんですよね。山の中は、傾斜があってヘアピンも多く、対向車にも注意して、集中しながら走ることになります。短時間でお腹いっぱいになるのです。遠くへ行って転地効果でリセットするのもよいですが、近場を一生懸命走るのもよきかな。

 

私の愛車のSCR950は、馬力はそれほどありませんが、エンジンの性能ではそれほど不足を感じることはありません。クルーザーのボルトをベースにしているので、低速のトルクもしっかりあり、車体が重くても、坂道のカーブの立ち上がりでは、粘り強くしっかりとした加速をしてくれるのでそれなりに楽しめます。

 

ただし、乗車姿勢は、ニーグリップもできないし、バンクもあまりさせられないし、カーブが得意なバイクとはいえません。

 

大阪近辺のバイク乗りが好きなそういう道は、多くの場所が二輪走行禁止になっているので、バイクが走れる場所には、休日ライダーが多く集まっています。そういう道で他のバイク、特にSS系のマシンの走りはキビキビしていて、ライディングのテクニックもあるのでしょうけど、やはりバイクの特性があるなあ、ちと敵わないなあ、と違いを認識します。

 

休日のバイクの乗り方は、人それぞれですが、カーブの多い道ばかりを短時間走るのだったら、多少運転姿勢が苦しくても、SS系もよいなあ、と思ったり。

 

いやいや、しかしSCR950のよいところは林道に入れることなのです。私が時々入り込む林道なんかは、道路がガタガタしているもんですから、SS系が走っているのは見たことありません。カーブでは負けても、こっちの道路はいけないでしょ!と思って心の中でマウンティングをします。

 

しかし林道では別の競争相手がいます。CRFやセローなどの2550ccオフロード。SCR950でも未舗装道路を走れますが、なんせ車体が重くて、ハンドル切れ角もないので、本格仕様には敵いません。こっちがためらう道をぐいぐい入っていくので、羨ましいなあと思ったりします。

 

そういうことから、SCR950っていうバイクは、いいとこどりの中途半端なバイクなんだなあ、と思うことがあります。

 

バイクの種類は、どういう道を走りたいのか、そのバランスがどれくらいなのか、で選ぶべきなのですが、SCR950を乗っている私は、何事もいいとこどりしたい中途半端な性格なのかもしれません。