こばるとライダー日記

Soliloquy of a man riding a motorcycle and a convertible

SCR950の5年目車検

SCR950に乗り始めてから、そろそろ5年になります。来月は車検です。

エンジンの調子はとても良いです。最初の頃と比べると、エンジンがまろやかに、軽やかになっているような感じがします。部品同士が程よく馴染んできたのでしょうかね。
 
前に乗っていたCB400SBのエンジンも5年目くらいにはとても調子が良くなっていました。やはりバイクはある程度走らんといかんですね。スピーカーも使い込むほどいい音が出ます。
 
そして、私の体も、SCR950の大きさや運転姿勢、アクセルやブレーキ、クラッチのレスポンスにすっかり慣れています。体に馴染んだ感じがします。
 
最初の頃は、ハンドルの広さとフラットシートになかなか慣れず、高速道路や山道の下りカーブをビクビクしながら走っていましたが、今では運転していて怖いと思うことがほとんどなくなりました。
 
CB400SBに乗っていた頃は、長年乗れば乗るほど、乗車姿勢がだんだんと苦痛になっていました。振り返ると、やはり自分の長身の体にあっていなかったバイクだったのでしょう。でもその経験があるから、SCR950に乗って本当によかったなあ、といつも思えます。
 
乗っていて何もかもしっくりくる感じです。SCR950のエンジンの振動を感じながら、山道をゆったり走るのが本当に心地よいです。最近は、走っているだけで楽しいので、ロードスターよりバイクのほうによく乗っています。
 
でも全てが完璧か、というとそうではありません。不満はないか、と聞かれたら、唯一の不満は後部シートの座面が小さいことですね。これはタンデムの人が座りにくいということではなく、後部座席にバッグを固定しにくいということです。四泊三日までなら、サイドバッグ2個でじゅうぶんでしたが、それ以上になると、もう少し積載量を増やしたいのに、後部シートが小さすぎで、うまく荷物を固定できないのです。
 
でも不思議なことに、シートが小さいといっても、後ろに載せた人から不満を言われたことはないです。むしろCB400のほうが疲れるシートだったとか言うのです。これは意外でした。CB400はタンデムシートがしっかりしていて、運転者のシートよりも高い場所にあるので乗りやすいと思っていました。
 
理由としては、座面が運転者と同じ高さのほうが安心できるからだそうです。視線が高いと体に力がはいってしまうみたいですね。それとヘルメット同士があたるから、タンデムシートは低いほうがいいのかもしれません。
 
それとクラッチレバーだけは気に入りませんでした。まあカスタマイズとして唯一クラッチレバーだけは交換したので解決しましたけれど。
 
満足度が高いといいつつも、他のバイクに乗り換えてみたくなるのが男の性です。いろいろ気になるバイクがあるんですよね。いまのところテネレ700がいいと思ってます。
 
でも今の乗り味や心地よさ以上のものがあるのか、と考えると後悔しそうな気もします。とくに運転時の足の曲げ具合。テネレ700はシート高さはありますが、ペダルとシートの距離はMT-07と同じなんですよね。ちょっときついかもしれません。
 
テネレは試乗車ないんですよね。あ、そうだテネレを試乗できなくてもMT-07で確認すればいいのか。

まあしかし、他のバイクに乗り換えるにしても、その前にSCR950と旅に出て、このバイクとの思い出をたくさんつくってからにしたいなあ。
 
この前は九州を走ったので、次回は北のほうかな。信州か、いや北海道かも。