先週末に名神高速道路をバイクで走ってたら、バイクのステップに足をかけずに伸ばしたまま走っているライダーがいました。
↓こんな感じです。
もちろん地面に靴底を擦らないように、靴は少し浮かせていましたが、時速100キロ以上のスピードが出ているので、危ない乗り方してるなあ、と人ごとながら心配になりました。
何故あんな乗り方してるんだろう、と考えた時、そういえば自分にも覚えがあることを思い出しました。窮屈な姿勢のバイクに長時間乗っていると、膝を曲げるのが辛くなってしまうのです。
現在乗っているSCR950は、ゆったりとしたライディング姿勢がゆったりとしているため、何時間乗っても膝の曲げの悩みは全くありません。でも、以前乗っていたCB400SBは、4~5時間乗ると、足が窮屈に感じて、乗るのがつらくなっていました。
バイクってこんなものだろう、と最初のほうは思ってましたが、あまりにも辛いので、何が悪いのか、考えるようになりました。
一番の原因はCB400のシート高さでした。
スポーツタイプのバイクは、膝を曲げてタンク下をニーグリップする姿勢になっています。バイクのシートが低いと、膝を曲げる具合がきつくなってくるのです。そして長身の人になればなるほど、窮屈な姿勢になります。
上の図からさらに腰の位置を下げると下の図に。膝や足首が窮屈になります。
CB400のシート高さは755mmしかありません。排気量は変わりますが、例えばヤマハのMT-09は825mmもあります。70mmも違うのです。
70mmという数字は、バイクの大きさからみると些細な寸法差なのですが、人間の姿勢にとっては、大きな影響を与える数字です。例えば、椅子や机の高さの高さを70mm変えてみてください。座り心地が全く違うことがわかると思います。特に私は身長が180センチあるので、余計に窮屈に感じていました。
また、座るシートの形状も影響します。座る場所を前後に動かすことができると、膝の角度も変えれます。SCR950は、フラットシートなので、座る位置を自由に自分で決めることができるから、さらに楽なのです。
そんなわけで、CB400に乗ってた時の最大の最大の不満が、下半身の窮屈さでした。高速道路を足を伸ばして走るライダーをみて、CB400SBのことを思い出し、SCR950にしてよかったなあ、と再認識した次第です。
さて、そんなCB400シリーズもいよいよ生産終了になるらしいです。
中型最高峰といわれていたCB400系のエンジンも、もはや排ガス規制にあわなくなってきたのでしょう。CB400系の新車の販売は今年いっぱいのようですね。
CB400は初心者からベテランまで、日本の二輪業界に長い間貢献したと思います。ご苦労様でした!ありがとうCB400!さようならCB400!