テネレ700の展開モデル、テネレワールドレイドがでました!
テネレをベースに、さらに本格的なオフロードツーリングモデルへとグレードアップしています。欧州で発表された情報をもとに、あちこちに情報が出ています。国内販売は未定のようです。
私が気になったポイントは、外装デザインに関する所、特に燃料タンクです。走行距離を上げるために16リッターを23リッターにアップ。そして燃料の注ぎ口が二個もあるのです。タンクの容量を増やしつつも、バイクの安定性を保つために、フレームの両側に独立したタンクを配置し、エンジン部まで伸ばしたデュアルタンクを採用。
面白いですね。ガソリン入れるときは、片側満杯になってから抜いて、もう片方にまた差し込むってことですよね。よくぞ、こんな思い切ったデザインにしたものです。
重量が増えたこともあってサスペンションも強化さあれてます。ハンドルにはステアリングダンパーが追加されてます。運転しやすそうですな。
縦型カラーモニタもグレードアップ。カラーになってます。テネレ700で見た時、縦型は変かな、と少し思いましたが、こうやってみると縦型ディスプレイのほうが、バイクにマッチしている気がしてきました。
それとABSが3モードになってます。公道向けのモード1はABSオン、グリップの低いダート向けのモード2は前輪のみABSオンで後輪はオフ、モード3は完全にABSがオフだそうです。本格オフロードマシンらしい設定ですね。
ただし欧州での価格は180万超のようで、日本で発売されても、そんな値段だったらちょっと買えませんねえ。アフリカツインのほうが安くなるので、そちらを買うだろうなあ。
でもいいですね。こういう振り切ったコンセプトはとても好きです。バイク仲間には、日本は舗装道路がほとんどなんだから、本格オフに寄せてるバイクなんていらんわ!とか言う人いますが、私はいいと思います。
だって、ダイバーズウォッチしてる人が、どれだけダイビングをしているでしょう。水深100Mの時計なんていらんやろって言ってるのと同じで、砂漠を走れるバイクで舗装道路走ったっていいじゃないですか。サーキットを走らずにレーサーレプリカ乗るのも同じ。本格仕様というのは男のロマンなのです。