こばるとライダー日記

Soliloquy of a man riding a motorcycle and a convertible

千ヶ峰登頂

千ヶ峰(せんがみね)に登りました。

 

在宅勤務でなまった体に活を入れるため、少し山でも登ってみようと、手頃な登山道はないか探していました。ネットでいろいろ調べていたら、兵庫県多可郡多可町と神崎郡神河町の境界線上にある標高千メートルの千ヶ峰がなかなかよさそうな山でした。

 

 

千ヶ峰は頂までのルートがいくつかあり、なかでも市原ルートが、車で高い場所まで行けて、しかも登山道が整備されていて子供でも楽に登れると書いてありました。体力のない私にちょうどよさそうです。さっそく、お天気がよくなった日曜日に、朝からバイクで登山口へと向かいました。

 

自宅の大阪からは、高速を使って100kmほどで2時間弱です。昼前に到着したら、車が10台くらい停まってました。駐車場というより道路が広くなっていて停められるようになっています。私も車の間の邪魔にならないところにバイクを停めました。そろそろ登山にいい季節になってきましたね。

 

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登山口の看板にイラストがありました。この駐車場から頂上まで、2kmと250mの高低差とのこと。2kmは平地だと30分以内の距離です。高低差は以前登った奈良の二上山よりも低いのでたぶん楽勝でしょう。1時間が目安らしいです。

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登山口から山に入っていきます。気温はライディングジャケットを脱いで、シャツ一枚で少し涼しいくらい。

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尾根を進むと書いてありましたが、確かに左右が斜面になっている道でした。

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途中ところどころからみえる景色もいい感じです。

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急な斜面には、丸太で階段をつくってくれてます。よく整備されています。私は手ぶらで登りましたが、他の登山客はトレッキングポールを使ってました。途中不安定な足元もあったので、持ってきたらよかったなあ、と思いました。トレッキングポールは車に常備してあるのですが、今日はバイクだったこともあり忘れていました。

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250mの高低差なんて楽勝だろうと、正直なめていましたが、思っていた以上に体がなまっていて、登りがきつく感じました。途中何箇所かある休憩所で休みます。

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山頂が近くになってくると、傾斜がきつくなり、山頂のまでの高さも遠く感じてきました。息があがってきて、マラソンが大嫌いだった学生時代を思い出して、気分が折れそうになります。

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とにかく前に一歩一歩進もうと頑張って、ようやく頂上に到達しました。最後の500メートルがきつかったです。

 

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山頂はちょっとした広場になっていて、お弁当を食べる人、のんびりする人、般若心経を唱えるグループ、自撮りする人、お湯を沸かしてカップラーメンを食べる人、みなさん自由に過ごしていました。

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私は写真をたくさん撮りました。360度見渡せます。周囲に高い山もないので見晴らしがすごくいい場所です。天気もよく空気も綺麗なので、気分爽快になりました。頑張って登ってよかった。

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一人で登ったのですが、他の登山客は夫婦やカップル、家族連れの人が多かったです。小学生も元気よく登ってました。年配の人もいましたので、登山の初心者にはいいコースだと思いました。

 

ただ私にとっては、予想以上にきつい登山でした。休みながら登って1時間半以上かかりました。やはり今年は在宅勤務が多かったので、足腰の筋肉がだいぶ衰えていたようです。しかも夏の間も、暑いので近所の散歩すらしてませんでしたからねえ。もともと体力がない人間なので、無精しているとますます貧弱になります。

 

下山するとますます疲れましたが、まだバイクに乗って帰らなくてはいけません。山からの下りは、遠回りになりますが、登ってきたほうと逆の神河町のほうへ進みました。岩屋生野線も山間ののんびりとした道でした。

 

高速道路に入って一安心しましたが、宝塚はまだ夕方5時前なのに渋滞していました。連休で車が多くなってます。緊急事態宣言も関係ないみたいです。

 

家に着いたら、久しぶりに疲労がたまっていました。昨日プールで泳いだのもあるかも。ご飯食べて風呂に入ったら、我慢できずにベッドに直行でした。

 

翌日は筋肉痛です。でも怠けていた体中の筋肉が一気に目覚めた感じがします。

 

千ヶ峰はお薦めできる登山コースです。登山口までの林道も、バイクで走りやすい道でした。氷上ICからの小春ロードも、長野県を走っているような気分になりました。ツーリングルートとしてもよいですね。