こばるとライダー日記

Soliloquy of a man riding a motorcycle and a convertible

スピード違反の経験談

免許証の次回更新はいつだったかな、と確認すると来年でした。

 

現在の私の運転免許証は5年更新のブルーです。現在ブルーなのは、数年前に違反切符を切られたことがあるからです。最後の違反は2014年の7月でした。

 

来年の免許更新まで、事故や違反がなければゴールドになる予定ですが、結局8年間無事故無違反じゃないとゴールドにならないということです。

 

それは「過去5年間に軽微な違反(3点以下)1回の方は、ブルー免許証でありながら運転免許証の有効期間は5年間とする」という制度のせいなんですよね。

 

前回の免許更新時に3点の違反一回しか記録になかったので、5年ブルーになったんですが、2回違反していれば3年ブルーになっていて、今ゴールドになっていたはず。うーん・・・

 

前回の3点の違反状況は、以下の通りです。

 

七月のある土曜日の朝、私は大阪の自宅から伊勢志摩に向かって、マツダロードスターを走らせていました。志摩の海辺に建つホテルで一泊する予定でした。そのホテルはビーチに隣接していて、海で泳ぐこともできます。そんな所に泊まるのは何年ぶりのことでしょう。私はウキウキしながら、ハンドルを握っておりました。

 

大阪から伊勢へ行く時は、名神高速か名阪国道を通って伊勢自動車道を使います。名神高速と名阪国道を比較すると、時間も距離もそれほど変わりませんから、その日は無料の名阪国道を走っていました。

 

名阪国道は制限速度は60キロ。でも自動車専用道路なので、ほとんどの車が時速80キロから100キロで走行しています。そのためスピード違反の取締りも多く、この道路で捕まったという話は、複数の人から聞いたことがありました。

 

私も捕まりたくないので、名阪国道を走るときはスピードの出し過ぎに用心して、基本は左車線を走り、時々遅い車を追い越す、という走り方をしていました。

 

奈良と三重の県境あたりまで来た時のことでした。前方に数台のトラックが時速60キ前後で走っていました。ゆっくり走るトラックの後ろをついて走るのが嫌なので、私は追い越そうとウインカーを出して右側へ車線変更しました。

 

すると、後方からセダンが、ぐぐっとスピードを上げて私の後ろに追いついてきました。スピードを上げて近づいてきたので、煽られているのか、危ないなと思って、私はさらにスピードをあげて前に進みました。

 

すると数百メートル走ったところで、後ろの車がパトカーに変身。ランプをつけてサイレンを鳴らしました。「ああ、やられた」とがっかりです。

 

スピードを落として左車線に戻ると、パトカーが追い付いてきて、ついて来いと合図があり、先導するパトカーに従って路肩に車を停めました。

 

警官に指示され、車を降りてパトカーに乗り込みました。パトカーの中で、違反の状況を説明をされます。「25キロオーバーです。」「お兄さんはスポーツカーだったからあ、これからスピード出すと思って急いで追いかけたんですよー」

 

「そっちが追いかけてこなかったらスピードあげなかったのに!」と文句を言いたくなりましたが、警察の取締りに文句を言ってもどうしようもありません。警察も文句言われるの慣れてますからね。黙ってサインをしました。

 

その日まで3年間無事故無違反だったので、累積点数はなく罰金だけで済みましたが、罰金一万八千円のダメージです。

 

まあ30キロを超えていたら免停だったので、ギリギリセーフの不幸中の幸いではありますが、捕まった状況を考えるとなんだかモヤモヤしました。後ろの車がスピードあげて近づいてきたら、車間距離あけようとスピードあげるでしょ。

 

違反切符を切られた人は、誰しもが頭の中で自分の行動を反芻すると思います。どうすれば捕まらなかったか、違反しなかったか等々。

 

パトカーからするとスポーツカーがスピードを上げて左車線を走ったら、条件反射的に追いかけるでしょう。スピード違反は300メートルを追尾して確定といわれています。私は後ろから車が追いかけられてきたときに、さらにスピードを上げるべきではなかったし、すぐに左車線に戻っておけば、もしかしたら捕まらなかったかもしれません。

 

しかしそんな仮定は、タラレバの話で後の祭りです。切符を切られた人はだいたいそうやってモヤモヤするんですよね。

 

この経験からの戒めは次の通り。

 

1.名阪国道は特にスピード違反の取締りに気をつけること。

2.後ろから煽られたときは、スピードを上げるのではなく、道を譲る。

3.覆面パトカーらしき白いセダンを見かけたらスピードを落とすこと。

 

皆さんも運転にはくれごれもご注意ください。

 

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