まだ桜が残っていたお気に入りの場所でバイクを撮影しました。レンズにソフトフィルターを取り付けてふんわりとした感じで撮影しました。
先週末、奈良の山中の細い林道をたくさん走った後で、背中と左手が筋肉痛になりました。SCR950は、クルーザーベースのスクランブラーなので、細かい操作を必要とする林道を長く走ると、普段使っていない背中の筋肉やクラッチ操作の左手が疲れてしまうのです。
でも、バイクのせいというより、乗り手である自分の基礎体力が原因かもしれません。前々から「林道をいっぱい走りたいから、テネレ700のような本格的なオフ車に乗り換えようかな」とか言ってましたけど、数時間林道を走った程度で筋肉痛になるくらいであれば、もうオフ車を乗る年齢ではないのかもしれないなあ、と少し頭を冷やしています。
バイクは確かに車よりも疲れる乗り物です。同じ時間を運転して比較すると2倍くらいは疲れます。しかもバイクを趣味にしている人の年齢層は50代が中心の中高年世代。若いときブイブイ言わせていたバイク乗りも、年をとれば筋肉や反射神経も衰え、肉体の回復力も低下します。楽なバイクが欲しいというニーズに対し、メーカーが答えようとするのも当たり前でしょうね。
今乗っているSCR950はエンジンとデザインが気に入っているので、まだ乗り換える気はないのですが、楽そうなバイクがあると少し欲しくなったりします。
まず欲しい楽さは、クラッチの重さをなんとかしたバイク。 MTのバイクは、左手でクラッチ操作を行わなければいけないので、渋滞が長いときなど、クラッチを握る動作を繰り返して、左手が疲労して握力がだんだんと失われてきます。
特にSCR950のクラッチはやたら重くて、信号が多い道を長時間走ると、左腕の疲労がかなりたまってしまいます。京都の観光地をうろうろするには、バイクが便利なのですが、休日に車の込み具合や渋滞を考えると行く気持ちが萎えてしまいます。クラッチ操作の疲れから解放されれば、もしかして京都へ行く頻度も増えるかも。
クラッチ操作から解放されるにはスクーターです。でも私はあまりスクーターが好きではないので、スポーツバイクでクラッチ操作の楽なバイクはないか調べてみました。
やはりありました。最近のヤマハにはクラッチを軽くする技術設計「アシスト&スリッパー®クラッチ」という技術があるのですね。低荷重のクラッチスプリングを使用して、軽い力でクラッチ操作が出来る技術です。XSR900標準には標準装備されていて、MT-09などにも追加で搭載できるとか。
XSR900はおっさん向けバイクというのは知ってましたが、クラッチにも気配りしてたのですね。XSR900のスクランブラーがあったらいいなあ。
もっと楽なのは、クラッチレバーをなくしちゃったDCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)です。この機構はHONDAのモデルに多く搭載されています。NC750Xは100万円以下でDCTモデルがあります。NC750Xは燃費もいいし、70歳くらいになっても楽に乗れそうなバイク。ただ、スクーターっぽいプラスチッキーな外装が私にはネックです。このデザインだとバイクの写真撮ろうって気にならないですね。
デザイン性でいえば、Reble1100のほうがよいです。このバイクもDCTがついてます。定価も100万くらいだし、大型クルーザーのハーレー一強を切り崩せそう。今年の販売台数に注目したいと思います。
どちらのバイクも、どれくらい楽になるのか、試乗かレンタルで乗ってみたいですね。