こばるとライダー日記

Soliloquy of a man riding a motorcycle and a convertible

HONDA レブルシリーズ

ホンダのレブルって、いいバイクだと思うのです。

 

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街中で停まっているのをよく見るので、売れてるのだろうなあとレブル250の販売台数を調べたら、2018年は4779台、2019年は8140台、2020年は1万3958台とのこと。年々人気があがって売れてます。バイクは新製品として出た年が一番よく売れる傾向があるのに、これは珍しいことです。中古価格も高値で、新車とほとんど変わりません。

 

まあ確かに、もし私が大学生で自動二輪免許をとって、最初に250ccのバイクを買うとすれば、レブル250が欲しいと思うでしょう。デザインはバイクらしい機能的な造形で、かといって古臭い感じはなくスマート。車体は軽くてシート高さも低く、街乗りに最適なバイクです。工業製品としてバランスがとれている印象があります。

 

ホンダの商売上手なところは、ラインアップにレブル500cc、レブル1100ccと排気量をあげてきていることです。500ccは250ccとデザインはほぼ同じ。エンジンでかろうじて差別化されてます。500ccも乗りやすそう。

 

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排気量を変えて、同じブランドでラインアップをつくるなら、上位モデルから下位モデルへ展開するのが普通ですよね。例えば1200ccのハイグレードモデルがあって、800ccの普及モデルができて、400ccの廉価版がつくられるとか。KATANAとか、Ninjyaとかはそういう感じ。

 

高スペックなモデルでプロダクトブランドをつくったほうが、エントリークラスモデルの箔がついて売りやすいとか、そんなことがあると思うのです。

 

ところがレブルは逆展開。250ccから、500cc、そして1100ccときたもんだ。250ccでレブルに乗ってくれた人が、排気量をあげてステップアップしてね、というところでしょうか。まあこれだけ売れてるんだから、下からラインアップをつくるのが正解なのかなあ、なんて思いました。

 

レブル250はベテランライダーは選ばないかもしれないですが、バイクに乗っていない若い人にこれだったら乗りたいなあ、というようなバイクがもっとあってもいいのではないかと思います。