こばるとライダー日記

Soliloquy of a man riding a motorcycle and a convertible

バイクに乗る綺麗な女性店員さん

先日、あるバイクウェアのお店へ黒のライダースを探しに行きました。

 

バイクに乗る時に着るハードなものではなく、普段着で着れるようなカジュアルな革ジャンが欲しくて、前からいろいろ探していたのです。

 

ちょうど理想のシルエットで、柔らかいラム革のライダースがあり、試着をしていました。購入しようと決めて、サイズをどうしようかと鏡の前で考えていると、私を見ていた女性の店員さんが、

 

「それマックスフリッツのパンツですよね!私も持ってるんですよ。」と話しかけてきました。

 

その日の私は、バイクでそのお店に行ってて、マックスフリッツのデニムパンツを着ていたのです。

 

私も気に入っているパンツのことなので嬉しくなって、

 

「これデザインよくて、はき心地もいいですよね。私も気に入ってます。」と返事をしました。

 

(注:このパンツのことを他の記事でも褒めていますが、関係者の宣伝ではありません。)

 

バイク用のパンツを持っているその店員さんは、バイクに乗っているのは明らかなので、レジで代金を支払いながら、お互いの乗っているバイクについて、私はヤマハのスクランブラーに現在乗っているということ、彼女は250ccのオフロードに乗ってるということなどを話しました。

 

その店員さんはコロナ対策でマスクをしていて、眼もとしか見えませんでしたが、綺麗な瞳に少し派手目のメイクをしていたので、最初はお洒落なハーレーに乗ってそうな印象でしたから、オフ車乗りというのは意外でした。

 

 

革ジャンを受け取り、私はお店を出ました。外に停めてあったSCR950のサドルバックに革ジャンを押し込んでいると、お店からその店員さんが出てきました。

 

「どんなバイクか見たくて。私も次はスクランブラーにしようかなって思ってるんです。」

 

今日来た別のお客さんはドカのスクランブラーに乗っていたとか。私はバイクの説明をし「250キロあるから重いですよ」というと、「昔ゼファーに乗ってから大丈夫!」と逞しい返事。

 

休日にはオフロードのコースを走ったりしているそうで、本気のバイク乗りでした。

 

お喋りを続けたかったのですが、あまり長話をすると、店員さんが店長さんに叱られるかもしれないので、お別れを言ってバイクのエンジンをかけました。走り出しながらバックミラーを見ると、店員さんが私を見送ってくれていました。

 

そのあと、奈良の古跡巡りをしたのですが、少し話をしただけのその店員さんのことが頭から離れません。マスクでほとんど顔も見ていないのに、こんなに印象が強いのはなんでかなあ、と考えていました。

 

私の周囲でバイクの免許を持っている女性はいないから、すごく新鮮だったからかもしれません。道の駅で女性ライダーを見ると、かっこいいな、とよく思います。女性ライダーとツーリングしてみたいけど、俺より走りが上手だったらちょっと嫌だな、なんて考えたりもしました。

 

その日の夜、今日行ったお店のウェブサイトで商品を見ていたら、その店員さんがバイクウェアを着てポーズをきめて笑っていました。

 

ページに載っていた彼女の写真は、もちろんマスクをしていない顔で、どういう顔だったのか、何時間もたってから確認することができました。

 

なんとなく想像した通り、とてもきれいな女の人でした。美人はマスクをしていても美人だとわかるものなのです。印象が強く残ったのは美人だったからというオチでした。

 

また何か買いに行こう。

 

f:id:toshihiko-w:20201202225653j:plain

※写真はSCR950の広告写真。本文の内容とは関係ございません。