京都と奈良と和歌山を結ぶ道路が京奈和道路です。
京都～奈良間の一部は、まだ自動車専用道路でない道がありますが、奈良の橿原から和歌山の間は、高速道路のようにノンストップで走れる快適な道になっています。
この道が全部開通したら便利だなあ、と思って、いつ頃出来るのかネットで調べてみると、奈良市内の大和北道路の部分は、事業計画もできていなくて、土地買収もこれからのようです。今後10年は出来ないと思っておいたほうがよいですね。
車やバイクに乗る人は、道路は早くつくれ、何しとんねん、という感じになりがちですが、土地所有者との交渉は大変です。誰だって、道路通すから立ち退きしてくれ、といわれたら嫌ですからね。損したくないからお金を得ようとするし、国側も工事費を節約したい。道路は莫大な費用と、人の労力をかけてつくるインフラストラクチャーというのを忘れてはいけません。
奈良には様々な観光資源があるのに、観光客の入りは京都に比べていまひとつです。それは交通アクセスと宿泊施設によるところが大きいと何かで読みました。この道路ができると、関空や京都から奈良の観光地へアクセスしやすくなりますので、奈良の経済にとっては重要な道路になるのは間違いありません。
新型コロナで旅行者が減っているのは残念ですが、いつかまた外国人の観光客も戻ってくる日もあるかと思います。京奈和道路がいつか完成できるように、関係者の皆さんには頑張ってもらいたいですね。
しかし京都の寺社に比べて、奈良の古い建造物は自然と一体化している場所にあり、京奈和道路が出来ても、下道渋滞で時間がかかると台無しです。観光地までの道路整備も同じくらい大事でしょう。
京奈和道路の御所から和歌山までは、無料で走れるし、走っていて気持ちのいい道路です。特に今の季節は最高ですね。澄み切った青い秋空に向かって、紅くなった山を横目に見ながら、体に冷たい風を受けて走ると、もうバイクって最高！幸せを感じます。今の季節は革ジャンで風をきる感じが最高に心地いいです。SCR950のエンジンの鼓動と気持ちの良い季節感が与えてくれる高揚感も道路があってこそです。道路をつくってメンテナンスしてくれている人に感謝。
