こばるとライダー日記

Soliloquy of a man riding a motorcycle and a convertible

Mazda2とCX-3

マツダのディーラーで、Mazda2とCX-3の試乗をしました。

 

ロードスターから乗り換えようというわけではありません。以前から乗ってみたかっただけです。

 

両方ともコンパクトカークラスです。わたしはコンパクトカーは嫌いではありません。旅行先のレンタカーは、だいたいコンパクトカーを借りるので、フィットやヴィッツなど、いろいろ乗ったことがあります。軽快なつくりが運転していて楽しいです。特に街乗りは、大きな車よりもコンパクトカーの方が使いやすいと思いますし、高速を走るときも、エンジンをめいいっぱい使ってる感じが若々しい感じで悪くありません。じゃあ購入するかというと、うーん。。。という感じではありますが。

 

まずMazda2に乗りました。Mazda2はデミオを改名した車です。デミオはマツダの業績回復に貢献したコンパクトカー。デザイン性とディーゼルエンジン、スカイアクティブ技術により人気が出た車種です。

 

 

 

「mazda2 赤」の画像検索結果

 

 

デザインはデミオから大きく変わっていません。乗った感じは、やはりコンパクトカーだなあという感じ。車体にどっしり感がなくて、エンジンパワーも物足りない感じがします。買い物カーだったら問題ありませんが、休日これに乗って遊びに行くのは、ちょっと薄味。隣に美女でも乗せていれば、車なんてなんでも構いません。しかし孤独な男の休日を、カッコよく演出してくれる車ではありませんね。ただ、エクステリアもインテリアもデザインは綺麗で、他社の同クラスよりもだいぶ良いです。設備でパワーシートもついてますし、使い心地は良さそう。コンパクトカーしか買えないのなら、Mazda2を選びます。

 

乗っていて面白かったのはCX-3のほうです。ディーゼルではなくガソリンの4WDを乗りました。

 

「CX-3  2018」の画像検索結果

ロードスターRFと比較しても、なかなか楽しい足回りでした。2Lのレギュラーガソリンのエンジンなのですが、ロードスターよりもトルクが低回転側にあります。ロードスターって、エンジンをちょっと高回転にして、時速60キロ以上で気持ちよく走れる車なのですが、発進するときはアクセルを踏んでもモタっとしたところがあります。

 

CX-3は一応SUVというキャラ設定ですので、低回転がしっかりしています。アクセルを踏むとスルスルっと走ります。こちらの方がロードスターよりも車重があるのに、同じ2Lでもエンジンの味付けでだいぶ変わるのですね。そしてマツダの「i-Active AWD」の駆動制御もあって、タイヤがしっかり地面をつかんでいる感じがしました。

 

外観のデザインは、Mazda2とCX-3のどちらも2015年頃のマツダのデザイン戦略から変わっていません。側面の造形ラインがクロスする躍動的な「魂動デザイン」です。

 

このデザインが出た当時、マツダのデザイナーの仕事にとても感心しました。日本のカーデザインの中では抜き出ているデザインと思いました。ロードスターRFに乗り換えた理由の半分は、デザインの魅力です。同じ頃に開発されたCX-3もロードスターと同じく、デザインは絶賛されて賞もとっていました。

 

昨年度からマツダはMazda3で、新デザインを投入しました。側面のキャラクターラインを廃止して、面のうねりによって複雑なリフレクションを生み出す造形はとても素晴らしいと思います。ただ、やはり新しいデザインと比べると、Mazda2とCX-3は、古いデザインという印象を持ってしまいます。でも、内装を含めて私はCX-30よりもCX-3のほうが高級感はあると思います。

 

ただマツダのブランドイメージを象徴するソウルレッドカラーは、プレミアムレッドからクリスタルレッドに名前が変わり、落ち着いた色になりました。これは新しい色の方が高級感が増しています。なかなか良い色ですね。

 

シェアが低くても、独自の技術やブランド戦略、デザインで頑張るマツダは好きです。