先日ドンキホーテに行って何か買うものはないか物色していました。
ビジネスシューズが3000円で売っていました。すごく安い!
まあ安かろう悪かろうの靴だと思うのですが、デザインも悪くないし、履き心地もよかったので試しに買ってみました。
こんなやつです。もちろん値段でわかる通り合皮です。革ではありませんので、耐久性には問題あるのでしょう。でも買ったのには理由がありました。
それは「靴は1日100円のランニングコスト」という自説を最近考えついたからです。
例えば、ちゃんとした革のビジネスシューズの平均的価格は24,000円くらいですが、それを3足買ってローテーションで履くとします。私は内勤なので靴の傷みは遅いです。靴の寿命が3年、1年間で240日の出勤日であると、およそ1日100円のランニングコストになる計算です。
実際にはもう少し早く寿命がきますし、踵の交換、靴の手入れの消耗品もありますから、コストはもっと高くなるかとは思いますが、まあ仮に100円とします。
すると、3000円の靴であれば、30回履ければいいという計算になります。合皮の靴だとしても、30回くらいは履けるのでは?と思ったのです。
それに靴というのは、お洒落には重要なアイテムです。高級靴をきちんと手入れして履くのが一番のお洒落だというのは間違いありません。でもめんどくさがり屋でケチな人が必要最小限のおしゃれをするにはどうすればよいか。高い靴を手入れしながら長く履くよりも、安い靴を短期間で消費したほうが、良いのではないかと考えました。
昔は安い靴はデザインもださくて、見るからに安物というのがわかりましたが、最近の靴は安くてもデザインがしっかりしています。上からパッ一瞬みるくらいでは、それほど安っぽくはありません。靴底を見ると高いか安いかわかりますけど。
靴が汚く見えるのは、ぼろくなって傷んでいる靴です。電車で通勤しているサラリーマンの足元を見ると、半分以上の人がくたびれた革靴をはいています。特におじさんがボロボロの靴を履いているほどみすぼらしい感じはありません。かかとがすり減ったり、表面が傷んでいる靴は清潔感がありません。靴で大事なのは、人に不快感を与えないことです。
そんな革靴で傷んでいる靴よりも新しい安物の靴のほうがよいのではないか、と考えました。くたびれた不潔そうな革靴よりも、合皮の綺麗な靴のほうが、好感度が高いです。
そしてビジネスシューズは清潔感が大事。靴は足の汗を吸うので、使用回数が少ない方が清潔なのは間違いありません。
それに日本は雨が多いので、革底の靴は気を使います。私も以前革底の靴ばかり履いていたときがありましたが、雨のアスファルトを歩いたら悲惨です。靴がとても痛みます。乾燥させても、完全に元の状態には戻りません。何度かそういうことがあったので、天気を気にして靴を選ぶのが面倒な私は、革底の靴を止めました。
ということで、安い靴のランニングコストの検証のため、履いてみることにしました。回数をきちんと記録するため、以下のような数取器も買って履いたらカウントしました。
結果をまとめると、、3000円の靴は60回以上は大丈夫です。それでも外観は綺麗です。
安いビジネスシューズとして6000円くらいのアシックスのテクシーリュクスがありますが、最初から柔らかくて履きやすいのですが、柔らかくて薄い革が早く傷んできます。
それより合皮は丈夫な印象です。これだったら合皮の安い靴でいいかも、と革靴を買うのはしばらくやめようと思いました。ただし合皮靴にもいろいろあるので、全て同じように履きやすい、丈夫である、というようにはいかないですね。まあ30回は履けるので、しばらくいろいろと買ってみようと思います。