こばるとライダー日記

Soliloquy of a man riding a motorcycle and a convertible

音楽の好みが変わったのは断酒の影響か

断酒ネタです。

 

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最近なんとなく自分の音楽の好みが変わったような気がします。断酒のせいで、音楽への感受性の変化があったのかもしれません。

 

私のよく聴く音楽は、ロックとクラッシック音楽です。両極端なジャンルですが両方好きなんですね。その時の気分によって変えています。

 

ロックはイギリスかアメリカのバンドが好きで、邦楽は聞きません。レッチリとかリンキンパークとか、ステレオフォニクス、カサビアン、オアシス、グーグードールズ、マルーン5とか。21世紀に活躍しているバンドを好んで聴いています。昔のバンドはスミスを一番よく聴いていました。お酒を飲んで酔って聴くのが好きでした。

 

最近は、お酒を飲まないので、音楽を聴くのは車の運転中くらいなのですが、ロックをかけると、なんかうるさいなあ、心地よくないなあ、と感じるようになったのです。クラシックについては、以前と変わりません。ロック系の音楽を好きではない人は、よくうるさい音楽とかいいますが、同じような感じ方になったのかもしれません。特にボーカルの声が、シャウト系とかの特徴のあるバンドがうざく感じます。

 

もしかしたら、ロックという音楽は、お酒と相性のいいジャンルの音楽なのかもしれません。酔って頭がぼんやりとなってるときに、心地いい音楽であるのかも。

 

ここ半年近く、お酒をやめることで、感覚が鋭敏、繊細になっているような気がします。味覚が鋭敏になると味の濃いものを避けるようになるのと似ているのかな。音楽もそういうものかもしれません。

 

話がかわって、カメラのレンズの話になりますが、最近広角でよく街撮りをしていて、20mmレンズが構図に大胆さが出るため、写真が面白くなってよく使ってました。でも、ずっとそればかり使って撮っていると、なんだかくどいなあ、と思うようになってきました。それで最近は24mmで撮ることが多く、もしかしたらそのうち28mmのほうがいいなあ、と思うかもしれません。

 

音楽でも視覚的なアートでも、わかりやすくていい、と最初は気に入っていても、だんだん食傷気味になることはあります。逆に最初は物足りない薄味のものが、ずっと味わえて、長く楽しめることがあります。

 

食べ物の味からアート、ひいては対人関係まで、人の好みは人それぞれ千差万別ですが、一人の人間の感性も、その時の健康状態や気分などによって、感覚がかわるものです。そういう変化を意識的に起こして楽しむのもあり、という気がします。

 

毎日同じような生活を繰り返していると、価値観や嗜好がなかなか変わらず、趣味も同じジャンルの音楽をずっと聴いたり、同じ作家の本ばかり読んだり、自分の興味の範囲が割と狭い範囲にとどまってしまう傾向があります。

 

でも世の中には、自分の知らない興味深いものがたくさんあって、それに出会えると新たな感動があると思います。私は感動や情報については雑食性。断酒は健康とか美容とか、若返りとか、そういう肉体的な面ではなく、精神的な面で自分にとってよい変化であったように思います。