こばるとライダー日記

Soliloquy of a man riding a motorcycle and a convertible

会社帰りのカフェ

飲み会以外ではお酒をやめたので、会社帰りに飲みに行くことはなくなりました。何年も通っていた北新地のバーから、時々営業メールが来ます。バーのオーナーには、お酒やめたんですと断っているのですが、私が酒好きで毎月ボトルを2本くらい入れていたので、信用されていないのでしょう。

 

商売においては、新規の客を得るより、一度利用した客をリピートさせる方が、効率が良いとされています。広告をあちこちに載せて、新しい客を呼び寄せるのは大変で、それよりも一度来てくれた客にまた来てもらう方が営業労力が少ないというやつです。

 

飲食店の経営は難しく、新しく開店しても一年後には9割閉店していると、どこかで聞いたことがあります。そんな競争の中で何年も続いている店は、やはり常連客がしっかりついていると思います。

 

私が通っていたバーも、10年以上続いていたので、そういう商売の基本的なところを大事にしている店なのでしょうね。

 

私がその店に通い始めたきっかけは、そこの女性バーテンダーでした。知り合いに一度だけ連れて行かれたその店に、半年後ふらっと入ったら、彼女が私の名前を覚えていてくれてたので、感動してボトルを入れました。

 

彼女は、経理で入社したのに店を任されてバーを仕切ることになったという水商売っぽくない人でした。夜の接客は向いてないと言いながら、客を不器用に接客しているのが気に入って通うようになりました。カラオケを置いていないので、静かで居心地のいい店でした。

 

去年そのバーテンダーが、昼間の仕事に戻りたいということで、店を辞めてしまいました。その後、オーナーに新しく雇われた女性は、スナックを経営していたことのある派手めの中年女性。店の雰囲気がだんだん下町のスナックみたいになってきたので、なんとなく足が遠のいてしまいました。

 

最近の仕事帰りは、カフェに寄って、ブログを書いたり、本を読んだりしています。家でも会社でもない場所って欲しいんですよね。ただしカフェもどこでも良いというわけでもありません。カフェでおしゃべりをするのが好きな女性グループは多いので、そういう集団がいないカフェでないと、静かに過ごせません。最近やっと居心地のいい静かなカフェを見つけたので、週に何度か利用しています。