2019年の7月もそろそろ終わりです。今月最後の日曜日に丹波篠山までバイクで走りました。
夏になると、奈良や京都は大阪よりも暑いので、バイクで走るとなると北上するルートばかりになります。この日は特に目的も決めず、なんとなく北へ向かって走り、いつの間にか篠山まで来ていました。福知山まで足を延ばそうかとも考えましたが、蒸し暑いので無理せず、篠山で黒豆アイスでも食べて、周辺を散策しようと思いました。
まず最初に篠山城跡へ行きました。家康の大阪城攻めの時に築城された城です。明智光秀がこの地を統治していた時期がありますので、次の大河ドラマの宣伝をしていました。大阪城と比べるとだいぶ小さい城郭ですが、防御施設としての役割をみたすために様々な工夫がされています。お城の設計はこうあるべきである、というわかりやすいお手本のお城です。少し小高い場所にありますが、山の地形を生かしている城ではありませんので、シンプルにお城の設計について学べます。
正門の横にバイクと停める無料のスペースがあります。
篠山城は豊臣と豊臣方の西方大名との連携を分断するために、建てられたお城です。
石垣は現存していますが、お殿様の屋敷は昔失火で失われています。現在の建物は、最近造った木造建築。篠山城に関する資料がたくさん展示されています。
他の3施設の入場券がセットになっているものが600円。今日は篠山資料館巡りをすることにしてセットで買いました。
昔の図面を参考に、綺麗な木造建築を再現しています。もともとは大書院という建造物があったそうです。裏の広場はその敷地がわかるように区画が地面に記されています。
眺めはよいですね。高い建物がないので、城下町を一望できます。城の西側には武士の屋敷が残っているとか。
次に歴史美術館へ。隣にある特産品ささやまにバイクを停めました。黒豆アイスと黒豆茶を買いました。歴史美術館は丹波焼きなどが展示してあります。
篠山は人が多くて混んでいるイメージがありましたが、この日の観光客はとても少なかったです。施設の人に聞くと、7月と8月は人が少ないとか。やはり暑いですからね。ここは元裁判所でこの部屋は写真撮ってもいいですよ、と教えてもらいました。
次は青山歴史村へ行きました。藩主の青山さんが、教育熱心だったことがわかる展示物、版木などが展示してあります。
昔の建物なので、天井が低く私は背が高いので、展示物を見ながら歩いたら頭をぶつけました。うーん、痛かったです。ぶつけてから上を見ると頭上注意の小さい張り紙が・・・
最期は武家屋敷の史料館。安間家の方が寄贈されたそうです。これは立派な古い屋敷です。茅葺の屋敷とは、なんとも風雅ですな。丹波焼きは瓦づくりも盛んだったと思うのですが、瓦葺でないのは何故なんでしょう。
青山歴史村ではデカンショ節の説明歴史がありました。篠山にはデカンショ街道とかデカンショ通り等あります。デカルト・カント・ショーペンハウアーっていう言葉を数十年ぶりに目にしました。私はデカンショの語源はどっこいしょ説を支持します。