こばるとライダー日記

Soliloquy of a man riding a motorcycle and a convertible

周山街道162号線のバイク事故

昨日鞍馬寺から帰った夜、配信されてきたネットニュースから、京北トンネルでバイク事故があったことを知りました。大型バイクのライダーが、トンネル内で側面に衝突し、亡くなったそうです。二輪関係の死亡事故は胸が痛みます。ご冥福をお祈りいたします。

 

京北トンネルは4~5年前に出来たばかりのトンネルで、見通しも悪くないのに、なぜ側面に衝突してしまったのでしょう。スピードの出しすぎなのか、居眠り運転なのか。ライダーが亡くなっているので、真相はわかりません。 

 

京北トンネルは、162号線の栗尾峠という急カーブが連続していた難所を解決するために作られたトンネルです。全長は約2キロメートル。京都市の最長のトンネルです。「道の駅 ウッディー京北」から京都に向かって南へ少し下ったところにあります。私も何度か走ったことがあります。

  

 

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162号線は小浜と京都を結ぶ道です。若狭湾で捕れた魚介を京都に運ぶ鯖街道のひとつであり、周山街道とも呼ばれています。

 

大阪、京都から日本海側へ抜ける道のひとつで、私もよくツーリングのときに走っています。道路は適度にアップダウンがあり、急なコーナーも何箇所かあるので、二輪ライダーにとても人気がある道です。制限時速は40~50キロですが、そんなにゆっくと走るライダーはいません。ほとんどのライダーが、それ以上のスピードで走っていますし、スピード狂いのSS乗りも出没しています。


162号線には三つの道の駅があります。それぞれ「名田庄」「美山ふれあい広場」「ウッディー京北」には、いつも大型バイクが何台も停まっています。無茶な走りをするライダーが多いのは名田庄の近く。警察もスピード違反の取締りをよくやっています。

  

昨日私は事故の少し後の時間に、477号線を162号線との交差点に向かって走っていました。162号線に着く前に、362号線に曲がる交差点があり、477号線の対向車線をこちらに走ってきたライダーが、目前で362号線へ曲がりました。362号線は162号線につながっています。162号線のほうから走ってきたのに、何故362で曲がるのかな、と疑問に思ったのを覚えています。事故のニュースを見て、あのライダーは162号線のトンネルが、事故渋滞していたため、それを避けるために迂回したということがわかりました。

 

162号線はバイクの事故が多い道路として関西では有名です。京都府警も夏場にバイクの事故が増えるので、取締りをよくしています。ネットで昔の事故を検索すると、記事がいくつも出てきましたので、注意喚起のために転記します。たぶん、これらより、もっと多くの事故が発生していると思います。162号線を走るライダーは、事故を起こさないように気をつけましょう。

 

2019年5月29日

29日午後2時ごろ、京都市右京区梅ケ畑川東の国道162号で、大阪府枚方市村野南町の男性(66)のオートバイと京都市伏見区久我西出町、運送業の男性(43)のダンプカーが正面衝突した。オートバイの男性は胸などを強く打ち亡くなった。

 

2018年10月1日

京都市右京区京北細野町の国道162号で、同市北区紫竹西栗栖町、大学生の男性(20)のオートバイが走行中に転倒、男性は縁石で頭を強く打ち亡くなった。男性は5人組でツーリングしており、最後尾を走っていたという。

 

2017年4月25日

南丹市美山町の国道162号で、大型バイクを運転していた男性がガードレールに衝突し亡くなった。

 

2013年5月5日

国道162号(周山街道)、南丹市美山町盛郷。仲間とのマスツー中で、転倒後、ガードレールに衝突し全身を強打し、亡くなった。

 

2007年2月20日

京都市右京区内の国道162号で、走行中のバイクがバランスを崩して転倒する事故が起きた。運転していた男性は頭部を強打。ヘリコプターで病院に搬送されたが、間もなく亡くなった。

京都府警・右京署によると、事故が起きたのは20日の午後3時45分ごろ。京都市右京区京北上弓削町付近の国道162号で、走行中のバイクがカーブを曲がる際にバランスを崩して転倒。運転していた24歳の男性が路上に投げ出されて、そのまま滑走。縁石に頭を強打した。

 

参考までに、私の危険対策↓です。

 

ヘルメットやプロテクターよりも、まず安全運転です。バイクは自分で起こす事故が多いので、自制心と警戒心があれば危険は減ります。ツーリングは家に無事に帰ることが一番大事です。

 

追記:

 

後日162号線を京都から走ったとき、京北トンネルで事故が起きた理由がもしかしたらこれかも、ということを発見しました。トンネルの中、北上するときの左側に自転車の走れるくらいの歩道があるのですが、車道よりも一段高くなっています。そういう構造になっているトンネルは少なくありませんが、トンネルの明かりが暗く、反射板も少ないので、もしかしたら走っているときに左によって、タイヤが接触してしまったのかもしれません。ヘルメットのゴーグルが暗かったら気づきにくいでしょう。もしかしたら原因は違うかもしれませんが、少し危ないなと思いました。皆さんもトンネル走行時は、路肩にお気を付けください。車線の真ん中を走りましょう。