こばるとライダー日記

Soliloquy of a man riding a motorcycle and a convertible

キース・フリントとチェスター・ベニントンを悼む

The Prodigyのキース・フリントが先々月に亡くなっていたことを知りませんでした。

 

自死だったということです。

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The Prodigyの「FireStarter」のミュージックビデオを初めて観た時のショックは大きかったです。音楽的なセンスと狂気がミックスされていて、すごい感性のバンドだな、と感心しました。

 

それからいろいろとアルバムを聴いたり、ビデオを見ていると、狂気というよりも知性を強く感じるようになりました。ああ、彼は計算して狂気を演じているのだと。

 

イギリス人とその話をしていたら、そうだよ、キース・フリントはすごく賢い人なんだ、と言っていたので、私の目も確かだったようです。

 

しかしそんな彼もドラッグ常習者だったようです。あれだけ成功していたのに、最後に自ら死を選んでしまった。

 

いつまでも芽が出ず将来を悲観して、ということでもなく、成功して名声を手にし、仕事もうまくいっているのに、家族もいるのに自殺することもあります。

 

2年前にリンキンパークのチェスターが自殺した時も驚きました。

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その後でリンキンの最後のアルバムを買って聞いてみましたが、チェスターの歌は神がかっているほどに切なかった。歌を聴いて震えたのは久しぶりでした。他のアルバムと路線が全く違っていたので、何か怖いものを感じました。

 

誰かが死を選んでしまうと考えてしまいます。

 

生き物にとって自分の生命は最優先されるものであるし、そういう脳の構造になっているのに、人はなぜ自ら死を選ぶのでしょうか。

 

実は私も、通院するほどではないにしろ、鬱っぽい症状で悩んだ事があります。 ひどく気持が沈んで、些細な事で落ち込んで涙が出たり、生きる気力すら無くしてしまう。全てのことがどうでもよくなって、全部終わらせたくなる。

 

その時、自分がどうしてそうなってしまったのか不思議で、いろいろと本を読んで勉強しました。わかったのは、心と肉体とは切り離せないということ。心だけがおかしくなっているということはなくて、肉体のほうも何かのバランスが崩れているということ。

 

栄養やビタミンなどのサプリメントをとることで、崩れた状態を回復させることができたので、人間の心というのは、肉体とつながっているんだと実感しました。我々が神聖視し、肉体から独立している精神など存在しないのです。脆い肉体の上に支えられている儚い心があるだけなのです。

 

人間の心を液体に、肉体を液体の容器に例えると、人間の肉体は土の器のようなもので、液体が器に染み出たり、器の成分が液体に染みこんだりどちらからも影響するということです。肉体をきちんとメンテナンスしないと心にも影響が出てくるし、心がおかしいと肉体に影響がある。

 

だから心が弱くなっているときは、体を労わって、栄養をとったり不摂生をやめたり、空気のよい場所に行ったり、体を軽く動かしたり日を浴びたり、体が喜ぶことに集中するのがよいと思います。

 

連休明けの仕事が始まって、気分が沈んでいるのなら、とりあえず週末まで頑張って、休日にお弁当を持って森林浴に行きましょう。森は私たちの心と体を癒してくれる場所だと思います。