こばるとライダー日記

Soliloquy of a man riding a motorcycle and a convertible

母子大池と丹波篠山

写真のデータを整理していたら、去年の秋に母子大池(もうしおおいけ)に行ったときの写真が出てきました。

 

母子大池は篠山城の南数キロのところに位置しています。

 

最近は奈良や和歌山の方を走ることが多いのですが、バイクを買った当初は丹波篠山のほうへ、よく走りに行っていました。母子大池はいつも走るルートからだいぶ外れていましたので、行ったことがありませんでした。グーグルマップを眺めていて池を見つけ、画像検索すると綺麗な写真がいっぱい見つかりましたので、池を見たくなったのです。

 

母子大池はため池ですが、標高400メートルの台地にあってきれいな池のようです。周囲に人家もないようですので、知る人ぞ知る撮影スポットなのかもしれません。山間の湖畔的な場所は好きです。もしかしたら新たなお気に入りスポットになるかも!と期待で胸を膨らませて出かけました。

 

最初に篠山から南下して行こうとしたのですが、落石で山道が通行止めになっていて、行けませんでした。二度目は三田のほうから北上して池を目指しました。篠山の近くですが母子大池の住所は三田市になります。

 

 

無事に目的地へ辿り着きました。池の傍の駐車場にバイクを停め、池まで少し歩きました。秋の紅葉がきれいです。

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池の傍の遊歩道は落ち葉でいっぱいでした。

 

それで池は・・・

 

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あれ!池の水がない!

 

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川があったらしきところにも、水がありません!

 

がっかり。ため池なので、水がない時もあるのでしょうか。

  

帰ってからネットで知らべても、水が枯れたとか、そういう情報は見つかりませんでした。せっかく楽しみにしていたのに残念です。水がないときもあるのですかね。見えない奥のほうには水があったのかもしれませんが・・・

 

まあでも期待した景色は見れませんでしたが、周囲の田園風景がとても美しかったので、行ってよかったと思いました。たまに走る道を変えてみるのも新鮮です。

 

追記:再訪問の記事です。水があるときに行ってみました↓


 

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そういえば、新元号にあわせて、5月1日から兵庫県の「篠山市」の名前が、「丹波篠山市」に変わります。

 

ことの発端は丹波ブランド問題です。篠山市は農産物を「丹波」と「篠山」という地名をつかって売り込んでいたのですが、2004年に隣接する氷上郡の6町が合併して丹波市に名前が変わると、「丹波」の名前をつけた農産物が丹波市産と誤解されるようになるという問題が発生したのです。

 

篠山市では、市長も辞職し住民投票までして、市名の変更の賛否を市民に問いました。結果、賛成多数と市長再選になって丹波篠山市に名前が変わることになりました。

 

大阪の北にある丹波の国は広くて、篠山、亀岡、福知山、園部、綾部、山家、柏原にあった七藩をまとめて丹波といっていました。その中で存在感の大きかったのは、篠山、福知山、亀岡の三つの盆地にある城下町です。篠山城は大阪を監視するための要所として家康が造りました。

 

篠山市も過去に丹波篠山市にしよう、という声もあったらしいのですが、丹波は広い地域を指しているから、ということで丹波を名につけなかったのに、丹波市が登場して話がややこしくなったのです。

 

丹波市からすると、使われてなかった名前を利用しただけなのでしょうが、丹波の中心を自負し、丹波ブランドを育ててきた篠山市からすると、何してくれてんねん!ということになったのです。とうとう対抗して丹波篠山に変わる事になりました。

 

この騒動は地名ブランドならではの珍しい事例だと思います。