この三連休で開催されている大阪モーターサイクルショー(3/19-3/21)に行ってきました。
今回の入場チケットは、WEB販売のみです。事前に3/19日のチケットを買いました。別の日には行けないチケットです。
コロナ感染対策で、チケットを日程固定にしてますが、時間ごとの人数制限をしていないので、あまり意味がないような気がしました。案の定、お昼過ぎに行くとヤマハ、ホンダ、カワサキのブースは人がいっぱい。ブース入場も人数制限をしていて、並ばないと入れません。ヤマハのブースへ入るまで30分待ちました。ホンダブースには並ぶことすらできませんでした。
しかも残念なことに、ヤマハブースではテネレにお触り禁止の表札。またがって足つきをチェックしてみたかったのに!とプンスカ気分です。欧州で発表されたワールドレイドモデルがあるかな、と期待してたのに展示もされてません。いろいろと残念ですよヤマハさん。
見ることしかできないので、ブースの社員の方に、もし今テネレを注文したら、どれくらい待ちになるかを聞いてみました。現在電気関係の部品調達問題により、生産ラインがストップしていて、在庫がなければ、いつまで待たされるかわからないそうです。先日、テネレの2022年日本向けモデルが発表されたばかりなのに大変です。他の機種も同じような状況らしいです。
ホンダのブースへは並ぶこともできませんでしたが、気になっていたホンダのホーク11のデザインを外から確認することができました。大阪モーターサイクルショーが初出展です。まあ今日の夜になれえばネットにいっぱい写真があがってたのですが。
ティザーで焦らされていたので、デザインがどうなるのか気になってました。予告にあった通り、ロケットカウルのついたレトロフューチャーなデザインでした。まあホンダらしさを感じるデザインではありました。
水平が強調されたデザインになってます。でもパッと見では、艶消しシルバーの素材感がチープな印象です。こうした銀色を使ったデザインは、デザインを検討するCGでは綺麗なのですが、実機にすると銀色部品がプラスチック素材になるので、安物感がでてしまうのですね。
私も工業デザインの仕事で、銀色プラスチックを使うことがありました。経験上プラスチックを金属っぽく見せるのは、高価な商品ではやらないほうがよいと思います。特にバイクユーザーは素材感にうるさいので、リッタークラスの高価なバイクで、このデザイン処理は失敗ではないかと感じました。400ccくらいまでならよいとは思いますけど。もしかしてアルミ素材でしたらごめんなさい。触れなかったので確認できてません。
生産終了になったCB1100の後継モデルの位置づけのようですが、プラスチッキー感があるのだったら売れないのではないかと予想します。この私の見立てが正しいかどうか、発売後の売れ行きを注視していきたいと思います。
他のブースでは電動バイクが多く展示されていたので、バイクにおけるEVの流れについていろいろ考えさせられました。
欧州の2035年のガソリン車発売禁止に向けて、車メーカーはEVのラインナップを現在強化中です。全固体電池の量産が確立されたら、EV普及はもっと加速するのではないでしょうか。
そしてバイクも同じような流れになります。日本において現在EVバイクは、それほど売れていないみたいですが、これから10年くらいで市場は大きく変化していくでしょう。
今のEVバイクのラインナップでは、アメリカのZERO MOTORCYCLESがトップランナー。新製品のRS/R(下写真)は、時速200kmも出せるし、一回の充電で245km走れるようなので、趣味的バイクとしてはじゅうぶんに使えますね。
ただし価格は300万円近く。200万くらいにはなってほしいところ。
デザインもなかなかよいです。電動バイクはYouTubeで見て、前から一度乗ってみたいと思ってました。博多のXEAMで試乗レンタルできるようですが、大阪でもやってくれないかなあ。
価格が下がったとしても、私はマンション住まいなので、ZEROのバイクは買えません。充電場所がないからです。EV車も同じで、そういうのに乗りたいのなら充電施設のあるマンションか、一戸建てに引っ越す必要があります。宝くじでも当たらない限り、そういう予定はありません。
買えるのは電動自転車くらい。ヤマハの新型スポーツ電動アシスト自転車「WABASH RT」「CROSSCORE RC」が展示されてましたが、これくらいなら買えそう。バッテリーを取り外して、部屋で充電できます。
まあ走る場所によっては、ガソリンバイクよりこちらのほうが便利かもしれません。ガソリンバイクが乗れなくなる時代がきたら、こういう自転車を買おうっと。
他にもいろいろ新しいモデルを見ることができました。2年ぶりの大阪モーターサイクルショーは、バイクの試乗もなくて、昔よりこじんまりとしてましたが、バイク好きなら楽しめるところはあります。お時間のある方は行かれてみてはいかがでしょう。