こばるとライダー日記

Soliloquy of a man riding a motorcycle and a convertible

バイクの事故について考える

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朝のテレビニュースを見ていたら、バイクの直進と右折車の衝突事故を伝えていました。大型バイクの40歳の人は亡くなり、車の運転手は「曲がりきれると思った」と話をしているとのこと。

 

教習所では、車の右折時のバイク事故について、しつこく教えてもらいました。バイクは小さいので、遠くにいるような気がしますが、曲がったらぶつかることがありますよ、という話を。今回の事故は、その典型的なパターンです。車を運転していたのは軍属のアメリカ人だそうで、日本の教習所で教えている視点が無かったのかもしれません。

 

このようなバイクの事故のニュースを聞くと、ライダーとして心が痛みます。ご冥福をお祈りいたします。

 

私は車とバイクの運転を始めてから、幸いに大きな事故を起こしたことがありません。バイクで転倒したことは学生時代に2度ほどあります。雨の日にタイヤがロックしてスリップし、自分で転んだだけで、大きな怪我はしませんでした。

 

車の右折とバイクの衝突は、車に乗っていてもバイクに乗っていても気をつけています。バイクで走っているときは、右折待ちの車が待ってる場合、少しスピードを落として、車が動くかどうか注意深く見るようにしています。運転手と目があっているときだけ安心します。

 

右折時の事故は、バイクが小さく見えるという錯覚だけではなく、運転手の心理が原因であると思います。直進しているバイクは、信号変わりそうだったら急いで渡ろうとしますし、右折車は信号が変わる前に右折したい、と思います。交差点ではスピードを出さない、慌てて曲がらない、ということを、車もバイクも実行すれば、事故も減るのではないかと思います。曲がるほうは、自車の存在をアピールする、ゆっくりとした曲がり方をしたほうがよいです。

 

事故を起こす人は、普段から悪質・危険な運転をしていて、やっぱりなあ、という場合と、いつも安全運転しているのに、たまたま魔が差して、という場合があると思います。悪質・危険な運転は、他人から見ていて、危ないなあ、と思われる運転です。自分は危ないとは思ってないでしょうから。

 

 私は、休日だけ車やバイクに乗っていますが、たまに平日の朝に車に乗ると、運転荒っぽいなあと思える車をちらほら見かけます。特に目立つのが、朝の現場に向かう工事関係の車両。遅れそうなのか、いつもそうなのか知りませんが、ワンボックスに機材をいっぱい詰め込み、御堂筋をとばして走ってる車をよく見かけます。夕方帰るときも見かけますね。

 

そういう運転をする人から見ると、休日にノロノロ走っている車は、余計イライラするんでしょう。制限速度を守って走っている車を、サンデードライバーは遅いなあ!とむかついたりするのでしょうか。

 

クラクションを鳴らされて、ぶち切れして、高速道路で煽り運転の結果、事故を起こした人がニュースになっていましたが、私もバイクで走っていて後ろから車で煽られたことあります。他人が事故ってもいい、とこの車のドライバーは考えているのだ、と恐ろしくなると同時に、怒りがこみあげてきますが、ぐっと堪えて譲っています。

 

もっとひどい運転手見たことあります。コンビニでコーヒー休憩をとっていたら、ボロボロの車がやってきて、適当な場所に駐車し、車から降りたオッサンが、コンビニで買ったカップ酒を一気飲みして、そのまま運転して立ち去ったのを目撃したこともあります。よほど警察に電話しようかと思いました。

 

でも普通のおとなしい運転をする人だって、事故を起こすことはあります。先日滋賀の大津でおきた信号待ちの園児に車が突っ込んだ事故。あれも右折車がらみでしたね。2台の運転手とも普通の主婦のようでした。

 

高速道路のPAで休んでいると、逆送防止のビデオが流れていました。出るはずだった出口を見逃してしまったので、慌てて次の高速道路の進入口にUターンして入って、入ってきた車と正面衝突したり、PAで仮眠して起きたばかりに逆の方向に出て逆送とか、慌てたりボーっとしてたり、普通の人が逆送しちゃうことがるそうです。こんなビデオ作るくらいなのだから、そういう人は少なからずいるということですかね。決して高齢者ばかりでもないということです。

 

 事故をしてから後悔しても遅いですから、楽観的な運転はせずに、とにかく注意深く、何があっても慌てないように対処しましょう。体調が悪いときの運転もやめましょう。

 

不幸な事故が少しでも減ることを願っています。