バイクで目的地まで行くまで、どの経路で行くのか迷うことがあります。距離は短いけど信号が多いルートか、距離は長いけど、高速で短時間で行けるルートか。たまには少し遠回りして新しい道を探すのもいいし、寄り道をするのもいいし。
高野山へは大阪から片道二時間くらいで行けて、道中も楽しめるのでよく行きます。大阪から行くルートはいくつか選択肢があるので、どの道で行くのかよく迷います。
距離が最も短いルートは、河内長野から橋本へ山道を抜ける経路です。この道は高野街道といわれて、古くから大阪人が高野山へ行く道として発達しました。南海高野線も走っていて、途中の天見は温泉宿場町としても栄えています。
トンネルも整備されていて、昔よりもとても走りやすくなっています。ただ、三原北ICを降りて街道に入るまでの道が、信号が多く、走っていて面白い道とはいえないので、たまにしか使いません。
ちょっと気分を変えるために、街道入り口の近くにある延命寺に寄って写真の撮影をしてみました。
歴史的な場所として、特に興味をそそる場所ではないのですが、河内長野の自然と一体化している美しい寺院とどこかで読んで行ってみました。少し山の中が探索できるようになっています。ここも紅葉の季節のほうが人気があるようです。
この日は人気のない寺院の中を散策しながら、写真の練習をしました。あまり使い慣れていない単焦点を使って、構図の研究です。
まずは35mmの表現。f11以上で撮ります。
山の自然と石仏、古い茶室のような建物が調和しています。やはりお寺は山の中にあるほうがいいですね。
望遠の180㎜単焦点も持って行ってたので、変えてみました。ボケが美しく、主題が明確になります。f2.8からf4くらいで撮ります。
望遠もいいですね。望遠単焦点はボケがとにかく綺麗ですので、ボケに頼った写真を撮ってしまいがちです。
絵になる構図を求めていろいろ撮ってみましたが、自分の感性や想像力が足りないのか、こういう場所でいい写真を撮るのは難しいです。人物を撮る方が主題が明確なので楽ですね。
場所を変えずにひとつの場所で何度も丁寧に練習したほうがいいかもしれません。
いつもバイクで行く時は、CoolpixAの28mmばかりで撮っていて、たまにこうやって違う画角で撮ってみると、35mmも使いやすい画角だなと思います。
私が欲しいのは、28mm、35mm, 50mmの切替ができる明るいズームレンズです。
ライカにトリ・エルマーっていうレンズがあって、28、35、50と切替られるようになっていますが、これが理想ですね。このレンズは70万円くらい。むちゃくちゃ高いです。
ニコンには、過去にAi Nikkor 28-50 F3.5Sというレンズと、Ai Nikkor 24-50 F3.5-4.5Dというレンズがありました。ちょうど好みの画角のズームなので、両方とも中古で買ってしばらく使ってみたのですが、やはり単焦点と比べると画に魅力がなく、使わなくなり手離してしまいました。
f2.8.通しだと24-70㎜が標準のズーム仕様なのですが、私は28-50mmでコンパクトかつ高画質なレンズが欲しいです。