こばるとライダー日記

Soliloquy of a man riding a motorcycle and a convertible

高槻・茨木の山中道路

茨木市北の山中にある安威川(あいがわ)ダムが、そろそろ完成するらしいです。気になったので進捗を見に行きました。

 

 

安威川は、京都府亀岡市の竜ヶ尾山を水源とする、大阪府の北摂地域最大の川です。茨木市、摂津市、吹田市、大阪市東淀川区を流れ、東淀川区相川で神崎川に合流します。

 

大門寺の近くに、ダムを眺められる場所がありました。そこから確認すると、たくさんの岩が緩い勾配の敷き詰められています。ロックフィルダムといって、岩石や土砂を積み上げて建設する型式のダムです。ダムといえばコンクリートの壁というイメージがありますが、最近はこの手法が主流なのでしょうか。去年ツーリングに行った朝来市のダムも同じようにロックフィルダムでした。

 

下流側からの写真です。これだったら下から登れそう。

 

堤の上の写真です。道路があります。車が走れるように開放になったら嬉しいのですが。

 

上流側の風景。こちらに水がたまるのですね。まだ川は堰き止められていないので、水がありません。

 

昔から治水で問題が多かった川で、大阪市の水不足解消も兼ねてダムをつくろうという話になったそうです。

 

ところが、1976年(昭和51年)に計画が発表されたにも関わらず、完成が2022年という長期化事業になってしまいました。ダムによって水没する住宅地の補償問題や、大阪の水の消費量が減少したとか、いろいろと問題が多かったようです。

 

しかし中止にはならず、紆余曲折を経て、いよいよ今年完成します。これだけ完成までの期間が長かったのですから、関係者の達成感はいかほどでしょうか。税金もびっくりするくらい投入したんだろうなあ。大阪府民として、このダムが無駄にならないことを願います。

 

また、ダムの開発とともに周辺の道路も整備されています。ダムの向こう側に、走ったら気持ちよさそうな綺麗な道が見えました。そういえば、バイク乗りはダムが好きですよね。私もたまにダムを目的地にしてツーリングに出かけることがありますが、どこのダムに行っても、バイクが走っています。

 

バイクで走っていて楽しい道は、信号がないくて、適度なワインディングがあって、道路が綺麗で、景色が良いところですからね。安威川ダムも、大阪のライダーのたまり場になりそうな気がします。ライダーの皆さんは、走行禁止にならないようにマナーを守りましょう。

 

安威川ダムの北側は山になっています。、GW連休中は、茨木と高槻の北側にある山中をよく走っていました。

 

 

大阪のワインディングが好きなライダーはよく知っていると思いますが、大阪平野に接する山中の道は、二輪走行禁止の道路が多いです。70年代のバイクブームで、やんちゃな若者がたくさん事故で亡くなり、危険なバイクの走行を禁止するため、二輪進入禁止の道が多くなりました。

 

これが結構不便で、たまに禁止道路の出口で、パトカーが待ってたりします。進入禁止の標識をうっかり見逃すこともあって、切符を切られる人もいると思います。

 

私は二輪禁止の道路がめんどくさいので、この辺りの山の中を走ることはほとんどありませんでしたが、今回道を調べてみると、昔二輪禁止だった道路が解除されていたり、禁止道路を避けて道路を選べば、バイク走行が楽しいルートがあることがわかりました。

 

例えば勝尾寺に登る西側の茨木能勢線は、休日を含めて二輪走行可能なので、新御堂から止々呂美へのトンネルを使わなくても亀岡への423号線に出れるんですよね。彩都から山中に入っているライダーは多いですが、私はそちらに回るのが面倒な場所なので、茨木能勢線が使えることがわかりとても嬉しくなりました。

 

私は大阪市内に住んでいるため、バイクで走って気持ちいい場所へ行くためには、走って楽しくない市街地を出て遠くに行かなければいけません。市街地を素早く抜けて山に入れるルートはたくさん知っておいたほうがいいのです。

 

山の中は夏も涼しいので、ダムの周囲の道が完成するのを楽しみにしながら、しばらく土日はこのあたりを走ろうと思っています。