こばるとライダー日記

Soliloquy of a man riding a motorcycle and a convertible

クラッチスイッチによる不具合

少し前からSCR950のエンジンがかからないことが幾度かありました。

 

セルスターターのボタンを押してもセルが回る時と回らない時があるのです。

 

ただその症状が起きたとき、ギアをニュートラルに入れるとかかります。

 

いろいろやってみると、一速に入れてクラッチレバーを握っているときに、エンジンがかからないのです。ただし一度エンジンをかけることが出来ると、エンジンをストップした後で一速ギアに入れてもエンジンをかけることができます。

 

この症状が起きる時と起きない時があり、何が原因なのか、よくわかりませんでした。

 

最初はバッテリーの電圧が足りないのかと思いました。でも、ニュートラルに入れるとかかるので、そうではないようです。

 

次にサイドスタンドのスイッチを疑いました。一速に入れているとき、サイドスタンドが降りているとかからないので、スイッチが誤作動しているのではないかと思ったのです。でも考えてみれば、サイドスタンドのスイッチが影響しているとエンストするはずなのでそれも違います。

 

そろそろバイクの点検時期なので、バイク屋に持っていった時に調べてもらおうと考えていましたが、ふと思いついて、ネットで「一速 エンジンかからない」で検索してみました。出てきた検索結果をいくつか読んでると、原因としてクラッチスイッチが怪しそうな気がしました。

 

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クラッチスイッチは、クラッチレバーの根元についている小さなスイッチです。クラッチレバーを握ると、スイッチのボタンがぴょこんと出てきます。クラッチスイッチは、コネクタが外せるようになっていて、2本線のもの3本線のものがあるようです。

 

SCR950は二本線でした。

 

 

2本線のものは、ギヤがニュートラルであれば、クラッチスイッチが壊れていてもセルが回るようになっているようです。ギヤがニュートラルでなくて例えば1速の状態でサイドスタンドも上がっているのにクラッチを握ってもセルが回らない、こんな時にはクラッチスイッチの故障が疑われるようです。

 

クラッチスイッチの故障を確認する方法は、コネクタを抜いて、コネクタの2本線をクリップで通電させ、セルボタンを押してエンジンがかかるかどうかを見ればよいとのこと。

 

コネクタを抜いて、クリップで通電させ、ギアを一速にしてサイドスタンドを上げてクラッチを握って、セルボタンを押したら見事にかかりました。

 

ということでクラッチスイッチが原因のようです。

 

スイッチを分解して、接点を磨くと治るようですが、私の持っている工具では開かなかったので、バイク屋さんで修理か交換してもらうことにしました。

 

スイッチのユニットを交換して、古いものをもらってきました。

 

下の写真のような部品です。円柱の棒状のものが突起になっていて、クラッチレバーを握ると、通電するようになっています。

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2パーツの部品を合わせるようになっていて、開けると接点とバネが入っていました。棒が出ると通電する構造です。通電しているときはエンジンが点火できます。故障の原因は、接点のところが錆で黒くなり、通電すべきときに電気が通らないようになっていたようです。

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水がコネクタ部分から入って錆びたのだろうと思っていましたが、どうも接点をプラスチックに固定する穴のところから錆びていたことがわかりました。下の写真の緑になっているところです。

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こっちが上になって取り付けられています。ちょうど凹みがあるので、ここに雨のときに水がたまって、それが錆になったのでしょう。これはヤマハの設計ミスだと思います。ちょうどクラッチレバーのユニットの下側に取り付けられるので、水が入ってしまうことがわからなかったのでしょう。この部品に防水の部材を追加するだけで対策できると思います。

 

HONDAのCBを乗っていたときも、リアブレーキを踏んでもランプが光らない、というリコールがありました。雨水の浸水によるスイッチの接点不要が原因でした。電気部品の接点不良とかはよくあるようです。

 

バイクも車も、メカニカルな機構よりも電気系の部品不良によるトラブルのほうが多いような気がします。なんとなくですが、車やバイクのメーカーは、メカ設計のほうばかり重視されていて、電気系の品質チェックが甘いのでしょうか。