まだ7月になっていないというのに、大阪はすっかり蒸し暑くなってきました。朝は少しは涼しいのですが、それでもやはり通勤時にスーツのジャケットは暑くて着れなくなりました。
この季節、電車通勤している男性サラリーマンの服装を見ていると、ほとんどがワイシャツとスラックスです。ジャケットやネクタイをしている人は少数派ですね。クールビズとか言うようになって、ビジネスカジュアルが一般化し、ほとんどの人がスーツを我慢して着るということをしなくなりました。
私も夏場はシャツとパンツという組み合わせですが、スーツのパンツをはくと、先にパンツだけ傷んでしまうので、夏用のパンツは別途購入しています。
いろいろな素材を穿いてみましたが、汗もかくのでウールや化繊のスラックスより、チノパン等の綿が夏はいいですね。
それで今年も綿の夏用パンツを出そうとしたら、一本もありません。そういえば最近断捨離して、傷んできたパンツは全部捨ててしまっていたのでした。
綿パンは丈夫なのはいいのですが、欠点は擦り切れたり、色褪せたり、みすぼらしくなること。屋外で働くワーカーなら、服装のダメージはベテランらしい箔付けになりますが、オフィスワーカーのそういう服は、マイナスイメージしかありません。10回くらい洗濯したら、機能的には使えても見た目品質悪くなりますよね。
したがって綿のパンツは、できるだけ安くてデザインのいいものを買う必要があります。そこで私がいつも買っているのがGAPの綿パン。
なぜGAPかというと、GAPのパンツはとても安い上にサイズがちょうどいいからです。裾も仕上げていて長さが2種類あり、どちらも私にちょうどいい具合。在庫がうまくあれば、裾を直さなくてもいいというジャストサイズ。裾直しにお金がかかると、安いパンツのメリットが少なくなりますし。
ということで、会社帰りに心斎橋のGAPへ行きました。この日も半額セールをやっていて、パンツが一本4千円!あまりにも安いので色違いを4本買いました。GAPはセールをよくやってますねえ。
GAPのパンツは、シルエット、ウェスト、股下の組み合わせで選ぶようになっています。綿パンなら、シルエットはストレート、スリム、スキニー、スーパースキニーの4種類があり、ウエストサイズと股下サイズが「32/30」という数字で表記されています。
最近は綿といってもストレッチ素材になっているので、スリムやスキニーでも履き心地は悪くありません。センタープレスを入れないパンツは細身のほうがよいので、私はスリムを買いました。スキニーは仕事で使うのには細すぎますね。
私はウエストサイズが82センチくらいなので、ウエストは32インチ(81.28センチ)のものを買います。ただし、モノによっては着ていると伸びてくるものもありますので、デニムはワンサイズ小さめを選びます。
股下はパンツのシルエットと素材によって決めます。
スキニーやスリムで、足首まわりが細めのパンツは、短めの30インチ(76.2センチ)を。足の甲にあたらない長さでぴったり。ストレートの場合は、ワンクッションにしたいので32インチ(81.28センチ)にします。これもぴったり。
こういう選び方ができるのは、GAPのパンツのいいところ。ただし選べるのは、在庫がじゅうぶんにあるときだけです。セールの後半に行っても、欲しいサイズがないことのほうが多いです。GAPはいつもセールをやっているので、セール価格でないときは、割高感を感じるので買いません。
イタリア人のおっさんがなんとなくカッコよく見えるのは、細身のパンツを着こなしているからです。男のファッションは、5割くらいはパンツのシルエットでカッコよさが決まると思ってますので、安物のパンツでも、サイジングを考えて購入できるGAPはコスパが非常によいと思っています。
というわけで、安くていい買い物ができて満足できました。でもGAPの経営は、近頃あまりうまくいっていない様子。あちこち店舗を閉鎖しています。ユニクロやH&Mに負けないように頑張ってほしいなあ。
※追記:綿パンは、ビジネス用途としては夏を2回(2年)くらいが限度です。洗濯すると、ちょっと痛んだ感じが出てくるので。