今年の１月、マツダのディーラーにロードスターの５年車検をお願いしたとき「そろそろタイヤ交換はいかがですか」と見積書を渡されました。
４本交換で￥164,780でした。・・・・・・高い。
そのとき、車検費用として、検査代、部品代、自賠責、パックでメンテ代等もろもろ１５万くらいかかっているので、タイヤ交換なんてする気になりませんでした。外車じゃないのだから、車検で３０万なんて出す気になりません。
車の平均的なタイヤ交換時期は、32,000kmか５年といわれてます。新品タイヤの溝は約8mm位。種類にもよりますが、一般的なタイヤのゴムは走行距離約5,000kmにつき1mm摩耗するといわれてます。したがって、32,000km走行するとタイヤの溝は1.6mmになる計算です。そしてタイヤの経年劣化も考えると５年くらい。
だから５年目の車検で、ディーラーはタイヤ交換を一応勧めることになっているのだと思います。
35,000km以上は走っていますので、私もそろそろタイヤ交換は考えていました。ただし、交換の必要があるのは後ろの２本だけです。
というのも、実は前の２本は買ってから一度交換しているのです。
１年半くらい乗った頃、ディーラー６ヶ月点検に行ったときのこと。私は気づいていなかったのですが、左前輪のタイヤの角に、釘が斜めにささっていたのです。パンクはしていませんし、抜いて補修をしてもらったので、そのまま乗り続けることもできましたが、「補修はさせていただきましたが、場所が微妙なので、万が一もしかしたら高速でバーストする可能性もあります。」なんて、サービスマンに怖ろしいことを言われました。
高速でタイヤのバーストなんて、考えただけでもゾッとします。それで、前輪を２本交換したのです。ディーラーにお願いすると高くなるので、タイヤ交換専門店に行きました。
まだタイヤも新しかったので、交換するのは、釘が刺さった1本だけにしようかなと思いましたが、理由があって２本交換することにしました。それはタイヤのモデルチェンジです。
ロードスターRFを買った２０１７年当時、タイヤはブリヂストンの POTENZA S001という型番でした。以下の写真のようなタイヤです。
タイヤを交換しようと在庫を確認すると、S001が廃番になってS007Aというモデルに変わっていることを知りました。
S001とS007Aでは、タイヤのパターンがすっかり変わっています。
性能を見るとドライ性能（雨の日の路面に対する安定性）が向上しているようでした。
これで、４本のうち１本だけ新しいモデルに変えると、サイズが同じでも車のバランスがおかしくなるかもしれません。ロードスターは前後の重量バランスにこだわった設計となっています。とはいえ、さすがに４本すべて変えるのは、もったいなさすぎるので、前２本をセットで交換することにしたのです。
そんなことがあって、現在の私のRFは前２本がポテンザS007A、後輪２本がS001になってます。今回の交換すれば、晴れて４本全部がS007Aに統一できます。
まー交換しても、乗り味の変化はわからんと思いますがね。
メーカーがパターンを変えるのは性能向上という建前になってますが、売り上げアップのためかもしれません。パンクで１本だけ変えたいこともあると思いますが、同じものがない場合、１本だけ違うモデルのタイヤにするのは嫌ですよね。特にスポーツ系の車の場合は。だからメーカーとして、タイヤをセットで交換させるために、モデルチェンジを数年ごとにしているのではないのかなあ。考えすぎ？
タイヤ交換専門店で、S007A２本の見積りをもらうと２本５８０００円でした。ディーラーの見積りよりはだいぶ安いですが、前回は５１０００円でしたので、７０００円値上がりしていました。ブリヂストンのHPで確認すると、原油高騰で今年の５月から１０％程度値上がりしたみたい。
先月交換しておけば、数千円節約できました。ちょっとタイミング悪かったです。
休日に、予約していたタイヤ交換に行きました。S001のタイヤパターンは側面近くが深くなっているため、それほど削れていないように思いこんでましたが、スリップサインが結構見えてきてました。やはり５年くらいで交換しなければいけませんね。
お店の人と話をしていたら、ロードスターでサーキットを走る人は３年以内で交換するそうです。
あと、ポテンザシリーズは設計がよいので、モデルチェンジは頻繁ではないとのことです。交換のためにモデルチェンジ？とか言いましたが違いました。失礼しました。
