ツーリング中のバイクを見ると、ハンドルにスマホを取り付けている人は多いです。
私は取り付けていません。充電とかナビとか便利だろうとは思いますが、走っていて落としそうです。皆さんしっかり固定されているとは思いますけど。
スマホをポケットに入れていても、ナビは使えます。ヘルメット内のスピーカーとブルーテュースで繋いで音声だけを聞けばよいのです。Googleのナビはよく出来ているので、声だけでも使えます。でも喋ってくれていない間に、間違った方向に走っていないかわからないので、せめてバイクに方位磁石でもつけようかなと、いろいろ探していたらよい製品を見つけました。
「Beeline Moto」という製品です。スマホと連動して、方角だけを表示するスマートコンパスナビです。もともとはクラウドファンディングで自転車用に開発されたもののようで、バイク用の製品もありました。夏のボーナスの自分へのギフトとして買ってみました。
予想していたよりも小さい印象です。
スマートウォッチのGalaxy Gear S3よりも少し大きな筐体ですが、液晶表示部は一回り小さくなってます。直径を測ってみると26mmでした。
これだけ小さかったら、運転姿勢から見えないのでは?と心配になりましたが、取り付けてみると、表示がシンプルではっきりしているので、何も問題ありませんでした。
このデバイスはスマホ無しでは使えません。スマホに専用アプリをインストールする必要があります。アプリの画面は以下の通り。地図はGoogle Mapを使うようになっています。
走りながらチラっと見るには十分です。夜はバックライトがつきます。
ただ、このアプリには残念なことに音声ガイドはついていません。目的地の方向と、曲がり角までの距離を、デバイスに送るだけです。
普通のナビの音声ガイドと同時に使うためには、Android Autoでナビ音声を出しながら、このBeelineのナビで表示を見れるようにします。つまり、同じ目的地を別々のアプリにそれぞれ入力して、同時に動かすことになります。ちょっとメンドクサイです。
精度のほうもいまひとつ。曲がる場所については、20~30メートルくらいの誤差があります。
購入はWebbikeから注文しました。
ケースがプラスチックのものは22,000円で、金属製のものは26,000円くらいです。私は金属製のものを購入しました。
裏側は取り付けのための形状になっています。防水もしっかりしているようです。
シンプルで精度もいまひとつな割には値段が高いです。原価5千円で売値1万5千円くらいが適正ではないでしょうか。
スマホをバイクのハンドルに取り付けている人にとっては、無用のデバイスですが、ひとつだけスマホにはない重要な役割があります。
それは「ながらスマホ」の取締り回避です。ナビを運転中に触っていると、交通違反になるのはご存知でしょうか。バイクの場合、運転中に触るのは難しいとは思いますが、車ではよく切符を切られているようです。
令和元年から罰則も重くなっています。運転中にスマホをいじったり通話をしていた場合は、改正前は1点でしたが3点に増えました。反則金も¥6,000から¥18,000になっています。しかもスマホを触ってたことにより、交通の危険が生じたとみなされた場合は、改正前2点が改正後は6点(即免停)です。
このデバイスでは、警察に違反切符を切られる心配はありません。
ハンドルバーのところは見にくかったので、後日部品を買い足してスピードメーターの横に取り付けました。
以下は購入半年後の記事です。