こばるとライダー日記

Soliloquy of a man riding a motorcycle and a convertible

バイク趣味のコストパフォーマンスについて考えました

統計によると、国内の現在のバイク保有台数は約1100万台、新車の販売台数は33万台/年(2018年)らしいです。1980年頃には約240万台/年くらい売れていたので、この40年で8割以上市場が縮小したことになります。

 

ツーリングの休憩で道の駅に行ってヘルメットをとったライダー達を見ると、平均年齢高いですね。停まっているのは大型バイクばかりで、所有者は40~60歳代といったところでしょうか。若い人はバイク乗らないんだなあ、と思います。街中のビッグスクーターは、若い人乗っているイメージはありますが、田舎道をツーリングしているのは大型バイクばかりなので、以前400ccに乗ってたときに少々肩身の狭い思いをしました。

 

特に大型バイクはいろいろとコストパフォーマンスが悪いため、経済的に余裕のある人しか乗らないんだろうな、と思います。若い人にバイクにどんどん乗ってもらうためには、車よりもバイク乗ったほうが安上がりだな、って思える状況にならないと難しいですね。

 

バイクのコスパでまず思いつくのは高速料金です。軽自動車と同じ料金というのが、納得感ありませんね。高速料金は、道路をつくった費用の償却と維持費です。タイヤが二輪しかなくて、二人しか乗れなくて、軽自動車の1/4以下の重さのバイクが、同じ料金というのは何故?って思います。

 

次に駐車場問題。大阪市内の中心部では、バイクでも駐車違反をとられます。最近少し増えてきましたが、バイクの駐車場はまだまだ少ないです。駐車違反になるのに駐車場が少ないとはこれいかに。バイクを市内から締め出してるの?と感じます。私も一度だけバイクで駐車違反のシールを貼られたことがありました。知人のマンション横の歩道に1時間停めていただけですよ。まったく人の通行の邪魔にもならないところなのに。そのことに懲りて、今は必ずバイク駐輪場に停めるようにしています。バイクは駐車場料金はいらない、くらいにしないとバイク乗らないですよ。ちょっと取締りが行き過ぎな感じがします。最近は車の駐車マナーが良くなり、違反が少なくなってるので、バイクの取締まりを強化してると思います。

 

それからフェリー料金も少し高いなあ、と思います。重さもスペースも車の1/4なんだから、もっと大幅に安くなってもよいと思うのですが。大型バイクになると料金あげてますね。こいつらは趣味で乗ってるから多少高くても払うだろうって、足元見てませんか?若い人がバイクで安く旅行できるようにしてほしいです。

 

それから燃費も排気量が大きくなると悪いですね。車の燃費がとても良くなったので、バイクの燃費が悪く思えてきます。これはスポーツカーの燃費が悪いって怒るようなものなのですが。

 

あとは保険代、車検費用。車とバイク両方所持すると倍かかりますね。125ccまでだと車とセット料金の保険もあり、車検代もいらないので安いのですが、高速乗れないので、ツーリングには不便ですし。メンテナンスは国産バイクは安いです。外車のBMWやドカティは部品代や修理代が高いので、私は国産のバイクしか乗りません。

 

そういう諸々のコストを考えてると、月に数回しか乗らない大型バイクは、やはり贅沢品です。趣味として割り切らないと乗れません。私はゴルフや釣りといった趣味はないので、バイクがその代わりだと、と自分に言い聞かせています。コケると修理代がかかるので、安全運転大事ですよね。 

 

多くの若者が二輪車に乗っていた1970年代~1980年代では、確かに二輪車に関していろんな社会問題がありました。暴走族もいましたし、二輪の死亡事故も多かったです。今は乗る人がどんどん減っていますし、迷惑行為もほとんどないと思いますので、社会はバイクに対してもう少し優しくなってほしいなあ。